2017年10月31日 (火)

月が見ている

オオサカシオンウインドオーケストラの定期演奏会が終わりました。
台風の中ご来場くださった皆様、遠路はるばるお越しくださった大勢の皆様、本当にありがとうございました。
本番は、さすがシオンの底力、素晴らしい演奏、そして素晴らしい演奏会でした。
その辺りはまたいずれくわしく話しましょう。

今回は僕の正指揮者就任後、初の定期演奏会。
気合いも入っていましたが、やること、はいつも通り。
もちろん、全力。
しかし、より深く踏み込むほどに、行手は遠くに見えるのです。
苦悩の中、濃厚なリハを終えました。

素晴らしい演奏だったのは本当です。
心から四日間の旅を共にした仲間を誇りに思います。
ありがとうございました。

新幹線を乗り継いで、北へ向かう車中。
ふと気づくと昼間の月。

いつから出てたんだろう…?
…否…ずっとそこにいたんだね。
ずっと見てたんだね。

失敗も成功もあり、手にした喜びも届かぬ夢もありました。
直せるところも見つけます。
より良くなるための道も探します。
でも、後悔も反省もするもんか。
やりたいことはまだ溢れかえっているのだから。

「見ているから」
そう言った祖母の言葉を胸に、
夢はまだ続きます。

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2017年8月26日 (土)

あさひなぐ

あさひなぐ

久しぶりにたくさん泣いた
嬉しいのか
悲しいのか
辛いのか



羨ましいのだろうか
懐かしいのだろうか
悔しいのだろうか



胸が締めつけられるような切なさでもない
歯噛みするような欲求でもない
焦燥と諦観の中の憧憬でもない

霧の中の未来と、
可能性のタイムリミットと、
程よくない愚鈍と、
程よくない繊細。
夢と明日と、反省と、
懐古と想い出と、野望と。

後悔なんかしない
ここにいる自分は、確実にここにいて、
もう後には引けない

あさひなぐ

一言で言うなら、青春

負けたくない。
進む自分を信じられる。

バカだと思いますか?
僕は今、青春のど真ん中にいます。

シンクロニシティ…なんてものでもなくて、
ただ共感したから。
応援したいから。
その応援は、自分に還るから。

だから、いっぱい
泣いたんだと思うのです。



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2017年6月29日 (木)

山と食欲と私、と僕

山熱が高まって来た。
いつか厳冬期単独登山をやりたい!
と思っていたが、それは夢のまた夢…
まずは健康になりたい…と思う今日この頃…

山のマンガや山の本、地図や雑誌、読み耽ってはふゥと嘆息する。
昔彼女と軽装のまま上高地から西穂高山荘まで登り、説教を喰らった上に一泊させてもらって下山したことがある。
キチンと装備して、今度はあの先まで行ってみたい。

八ヶ岳にも挑みたい。
つまりはマンガやからの受け売りなのだが、兎に角、山でゴハンが食べたい。
夏の八ヶ岳縦走。

低山での楽しみももっと知りたい。
目下の狙いは「鎌倉アルプス」
北鎌倉は建長寺の辺りから辺りから入って縦走する。
鎌倉にそんな楽しみがあるとは!と、嬉々として母に話すと、「あんたその辺りは子供の頃しょっちゅう歩いてたわよ」、ですと。

ゼンゼン憶えていない…
確かめに行かねば…

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2017年6月25日 (日)

風立ちぬ

春は去り、
夏は来ぬ。
 
風は吹いているか?
 
吹いている。
吹き続けている。
 
追い風?向かい風?
 
いいや、そうではなく、
背中を押す風だ。
気づかせる風だ。
靄を吹き飛ばす風だ。
 
風は吹いている。
吹き続けている。
 
だから、生きねばならない。
書かねばならない。 
振らねばならない。
 
否、
生きたい。
書きたい。
振りたい。
 
イドの中からあふれでる。

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2017年6月15日 (木)

妄想のススメ

電車に乗ると、みんなスマホを見ている。
「イマドキの若いもんは…」
などと言う気はさらさらないが、
それにしても、ほとんどの人が見ている。
 
長いものに巻かれたくない。
生来天邪鬼なのだ。
だからそんな、皆がスマホ画面を見つめている、不思議な空間を冷ややかに眺めたりする。
 
などとエラそうに宣っておきながら、僕もスマホを見る。
メールだったり、ゲームだったり、乗換案内だったり…
 
それぞれ必要な情報だったり、有効なその時間の使い方、であることは疑いの余地がない。
だから、「冷ややかに眺める…」なんてのは恐悦至極、まったくもって、「お前何様?」なのであるわけだが…
 
スマホのなかった時代だって移動時間に、
本を読む。楽譜を読む。漫画を読む。映画を観る。音楽を聴く。
今はそれがスマホを通して行われているだけであって、つまり手段が変わっただけで、昔からあった風景なのではないか?
 
いや、そうとばかりも言えない。
 
情報が多いのだ。
機能も多いのだ。
誘惑も多いのだ。
あれもこれもできるから、あれもこれもしているうちに、あっという間に時が過ぎる。
そして、なんだか、答えが短絡的にそこにある。
手に入ったような、理解したような、気にさせてくれる。
 
最近気が付いた。
スマホを手に入れた僕が、以前と比べてはっきり失ったものがある。
 
それは、考える時間。
あれやこれやと想いを巡らす、妄想の時間。
 
懸案を整理したり、夢や希望を無限に膨らませたり、
想像したり、創造したり、
未来を思い描いたり、過去の想い出の中の景色を反芻したり、今見える景色にキャプションを付けたり、
まだ見ぬ世界に心躍らせ、目をつぶって宇宙や、ミクロの世界とマクロの世界に想いを馳せたり…
 
まったくもって、妄想の世界は広くて、自由だ。
 
そんな時間が、人には本来必要なのではないか?
想像力が心を豊かにするのではないか?
 
などと思いつつ、今日もスマホは必需品なのである。
だからこそ、意識的にスマホをカバンの奥底に沈め、深呼吸をひとつする。
それだけでイマジネーションの扉は開かれ、物語は始まる。
 
お試しあれ。

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2017年6月13日 (火)

無題

ふわりと、雲のような人でした。
 
まだ楽器をはじめて間がないから、と
オーケストラの経験がないから、と
まだまだうまく演奏できないから、と
いつも控えめで、でも一生懸命で、
 
人数が少なくて、いろいろ負担が重かった時、
演奏面でも、不安と重圧で、
辛い時もあったかもしれません。 
でも、いつも楽し気で、あきらめないでくらいついて、
 
本当に本当に、支えだったのです。
僕にとって、僕らにとって。
 
そこにいてくれることが、何より力になった。
そんなあなたに、
何がしてあげられるだろう、どうしたら楽しいだろう、
 
いつも考えていたのです。
 
今僕らがあるのは、
お世辞でも大袈裟でもなく、あなたのおかげです。
あなたに続いた若い人たちが、今演奏をしています。
 
もう一度、きっと一緒に演奏できると信じていました。
微塵の疑いもなく、そう思っていました。
 
あなたが楽しいと思える演奏、練習、本番、
それは僕が忘れてはならない、大切なことだと思っています。
 
あなたの教えを忘れません。
 
雲の上で、ふわりと笑って、見てくれていたらいいな。

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2017年6月 9日 (金)

14番目の月

「次の夜から 欠ける満月より 
14番目の 月が一番好き…」(松任谷由実)
 
昨日は満月の一日前、十四夜。
あまりに綺麗で、なんだか胸がどきどきした。
友人と深夜の定例会。
ゲームは「14-1」
15個のボールを使うビリヤードゲーム。
14個までポケットしたら、14個を再びセットし、最後の一つを落としつつブレイクし、次の一手を探す。
いつまでも完成することのない15個。
14-1GAME...
 
日光の東照宮には、「逆柱」という有名な逆さまの柱がある。
「完成した時から崩壊が始まる」という考えからだというが、他にもこういった例はある。
徒然草にも「完全なるものは好ましくない」とされ、どこかに造り残しや、他と少しだけ違った意匠(デザイン)を使ったりする。
江戸時代には「瓦三枚残し」などと言われたそうだ。
 
友人の作曲家Kくんと話している時にもそんな話になった。
彼の師匠も、そして彼もまた、自作についてそんな思いを抱いているのだそうだ。
 
14th moon...
高校生のころ通ったイタリア料理店の名前。
そして松任谷由実の歌。
 
十五夜「満月」、十六夜「いざよい」
などの呼称と並んで、十四夜のことは「待宵月」とも呼ばれるそうな。
 
満つるのを待つ宵の月。
決して完成しないパズルのピース。
 
完成を自認したときに進化は止まる。
心意気や良し。
 
しかし、僕の月は今何夜なのでしょう?
むしろ十四夜に憧れる、
14th moon と14-4Gameの、
待つ宵の月夜話でございました。
 
 
 
 

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2017年5月31日 (水)

Osaka Shion Wind Orchestra正指揮者

私、西村友は、本年4月よりOsaka Shion Wind Orchestra(旧大阪市音楽団)の正指揮者に就任いたしました。
 
以下はShionの紹介ページの記述
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Shionと見る夢

Shionと初共演してから4年の月日が流れました。それから今日まで、幾度となくステージを重ねました。
そのたびに僕は、このオーケストラの持つ底力と奏者の皆さんの高い技術と音楽性に驚き、助けられました。
しかし、まだまだ僕はこのオーケストラの本当のチカラの、その一角を垣間見たに過ぎません。
それは僕とて同じこと。これからさらにお互いの全力を見せ合い、ぶつけ合わなくてはなりません。
吹奏楽と言う音楽が他の音楽に比べて価値が低いように言われた時代はとうの昔に過ぎ去りました。
しかし、まだまだその魅力と可能性を存分に解き放っているとは言い切れません。少しでも、その深淵に迫りたい。僕はこのオーケストラの力を得て、一人一人の奏者の音楽とともに、もっと深いところまで泳ぎ進んでみたいのです。やりたいこと、やってみたいこと。夢も希望も妄想も広がります。このオケの皆さんとなら、聴き慣れた名曲も、最高峰の頂きに挑むような難曲も、きっと聴く人をとらえて離さない名演にたどり着くことが出来る、そう信じて今日も精一杯、全力でタクトを振ります。
どうか、これから生み出されていく名演に、ご期待ください。よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
指揮者はみな、今身をおいている環境で最高のパフォーマンスを出すのが仕事です。
整えること、直すこと、鍛えること、育てること、それらも全部仕事の一側面かもしれません。が、もっとも重要なのは「創ること」
Shionではその部分にもっとも力を注げると思うのです。
 
それはもちろん素晴らしいプレイヤーの皆さんとタッグを組んで初めて成し得ること。
 
指揮者はみな、きっと夢見ます。
いつか自分の理想の音楽を完璧に演奏したい、と。
様々な制約のなか、少しでもそこに近づける様に自分を磨きます。
演奏の成功はプレイヤーのお陰、演奏の不出来は指揮者の責任、だと思うから。
 
5年前、絶望の縁のベッドのなかで、3日間眠れなかった僕は朦朧とした意識のなかで音楽を聴きました。
それは、耳から入るものではなく心から溢れるもの。
それは既存の演奏ではなく、ココロの奥底から湧いて出る、僕の理想の音楽でした。
ああ、僕はまだやれる...
そう感じてから、ドもレも、八分音符も四分音符も、僕のなかでもう一度、特別なものになったのです。
だから、大袈裟に言えば、指揮をするのも作曲をするのも生きることと同義なのです。
食べることも眠ることも遊ぶことも喋ることも滑ることも、まあ全部音楽なのですが...
 
兎に角、
夢を見続けます。

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躊躇と杞憂

本当に久しぶりのblogになります。

「このたび、私西村友は、OsakaShionWindOrchestra(旧大阪市音楽団)の正指揮者に就任いたしました」
 
この事をどう報告しようか迷っていたのです。
SNS、ことにFacebookやTwitterで書くのはとっても躊躇われたのです。
広く報告するにはとても便利なツールであるとは思います。
しかし、その恣意性や独善性が時に人を傷つけ、或いは必要以上に自らを安寧に慰撫することで現実からの逃避を生む...
自慢や、欺瞞や、逃避や、依存...
そんな側面がどうしても受け入れられないのです。
 
もちろん、そうでない人もいますし、疎遠だった方との連絡の機会だったり、世界を広げるのに有効に利用できたり、有能な宣伝ツールだったり、すべてを否定しているつもりはありません。
 
時々芸能ニュースなどで、
「Twitterで公式に交際を発表...」とか「Instagramで正式に結婚を報告...」
等と、目にするたびに、違和感を感じつつ「ああ、これも「公式」と称する伝達ツールになりつつあるのかもしれない...」と思ったりもするのです。
 
blogも同様に、一方的に「公式発表」の場になりつつあります。
何をもって「公式」とするのかは意見の別れるところ。
法的な根拠がある話とも違うので。
 
関係各所、お世話になった方々、にはやはり文章にて報告すべきことだとは思います。
しかし、それには「誰がやるのか」というのもあります。
いずれ何かの形できちんとご報告できたら、と思ってはいるのですが...
 
僕の見解として、
「Facebook、Twitter等は能動的に自分の意見を伝える。恣意的な部分、自己満足的な部分も」
それに対して、
「blogは、自信の考えを公表するのは同じだが、受けとる側が能動的にならなければ伝わらない。つまり、見たい人だけが見る。独善的な意見だとしても、受けとる側にその判断は委ねられる」
と考えています。
 
まあ、結局はその人によっての「使い方次第」「捉え方次第」ってことなのですが...
兎に角、僕はそう使います。
ですから、いろいろ考えず、blogでは好きなことを書きます。
 
躊躇も杞憂も今は横において、先に進もうと思います。

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2017年2月16日 (木)

銀河鉄道の夜…in大阪!!

ミュージカル「銀河鉄道の夜」
 
初演から8年の月日が流れました。
数奇な運命のこの曲…というか、再演の話が幾度となく上がり、しかし上演にこぎつけなかったことも数度…
 
CD化もされ、僕にとっても全曲書下ろしは初めてだったこともあり、それはそれは思い入れの強い作品です。
ミュージカルとしての公演の他、単独で曲が取り上げられたり、合唱で歌われたりもしているようです。
そして特筆すべきは、吹奏楽版の存在。
 
ナレーションと歌だけでもできるし、多少の演技を加えた形でも、ミュージカルとしても上演可能。
 
すでにかなりの上演がなされていまして、東京ハッスルコピーからは吹奏楽版のレンタルも始まりました。
ヴォーカル譜も出版準備が進んでいます。
 
そんな「銀河鉄道の夜」吹奏楽版が大阪で上演されます。
演奏は大阪桐蔭高校。
テレビでもおなじみ、言わずと知れた日本一の吹奏楽部です。
 
180人の部員が、文字通り全力で演奏します。
ただの音楽劇ともミュージカルとも違う、歌い、踊り、演じ、…う~ん説明しにくい…
兎に角必見の舞台です。
こんな上演に度と見られないかも…
 
2月19日と20日の2日公演。
場所は2500人以上のキャパシティの大阪フェスティバルホール。
19日の方は早々に完売だそうで…
20日の方は若干残っているようですが。
 
宣伝が遅いのは重々承知。
でも、ぜひ!

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