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2008年2月29日 (金)

将棋

棋士の羽生善治さんが先日の王将戦での防衛戦を勝ち、とうとう通算100タイトルを獲得したという。
僕は全然将棋について詳しくないんだけど、すごいなぁ、と心から思うしちょっと憧れる。

それにしても、将棋や囲碁の棋士、と言うのはすごい人たちだと思う。
中学生でプロになる人も珍しくはないし、小学生が大人を負かしたりする。

僕も子供のころ弟とよく将棋を指した。
面倒くさがりの僕に比べて弟は格段に強くて、ほとんど満足に勝利できた記憶がない。
そんな彼に末の弟も挑戦したいと言い出した。
もちろん太刀打ちできるはずもなく、悔しさでとうとう泣き出した。
仕方なく「じゃあ、2手ずつ指させてあげる」と次弟はハンデを申し出たのだが、それでも勝つ自信があったのだろう。
ところが末弟は手持ちの駒で「王手!」
・・・ ・・・
兄弟で腹を抱えて笑った記憶もある。

数年前に囲碁を題材にした漫画が大ヒットした。
僕もとっても興味があったので周囲に囲碁の出来る人を探したが誰もいない。
ようやく一人叔母が出来ると聞き、対局を申し出た。
ところが、僕の知識は漫画で得たもの。
叔母の実力もごく初心者。
ルールは何とか分かるものの、勝敗が分からない。(そういうゲームなのですよ)
いつまでも打ち続け、最後に地を数えてやっと終了。
やっぱり打てる人と打たないと上達しないかもね、と二人で妙に納得。

将棋でも囲碁でも強い人はとにかく先を読む。
先の羽生善治さんなどは100手も先まで読むという。
その上、長い長い歴史を持つゲームなのに、いまだに新しい手筋や作戦が開発されるのだと言う。
たとえば「穴熊」と言う戦法があると、それを打ち破る作戦を誰かが編み出し、それに対抗する技を更に誰かが生み出し・・・と言う具合に進歩してきたのではないだろうか。
これって何かに似ている。
そう、ウイルスと人間(治療法や薬)の追いかけっこに似ている。
ようやく駆逐法を見つけると突然変異したり新種のウイルスが猛威を振るったり。
なんて考えていたら、将棋の世界でもある戦法に対して「○○ワクチン」「○○システム」などの呼び名もあるんだそうだ。

棋士の戦いはゴルファーや指揮者にもとっても似ていると思う。
孤独で、忍耐力と精神力が必要だ。
地道に調べ(コースを、棋譜を、楽譜を)、新しいアイディアを創り出し、自らを磨き、自分と向き合う。
本当に彼ら棋士からは学ぶべきところが多い。

「ハチミツとクローバー」で大ヒットを飛ばした羽海野チカさんの次回作は、「3月のライオン」と言う、将棋の棋士を描いた作品だ。
これがかなり面白い。
ぜひ一度お読みあれ。

9784592145110

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