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2008年3月

2008年3月31日 (月)

モディリアーニ展

Modi_64 モディリアーニ展を見た。

日本で5番目に誕生した国立新美術館での企画展である。

イタリアで生まれ、パリを中心に活躍した画家、モディリアーニ。
ようやくデカダンから脱却した世は、新たな芸術の風が吹いていた。
その中でモディリアーニは独自の世界を見つけるべく、様々な試みと挑戦をし、そして自らの表現する世界を確固たる個性として確立した。

モダンアートの世界を泳ぎながら、プリミティブ(原始的)な表現へと傾倒し、そこから独自への構図へと発展していく。
言われてみると、なるほどアフリカの彫刻のエッセンスを感じとれる。

彼は世界にその存在と才能を認められる直前に死んだ。
彼の墓標には「成功の暁を見ることなく彼は逝った」とある。
そして最愛の妻もまた彼の後を追うかのように自殺をする。

ストラヴィンスキー、ジャン・コクトー、ラディゲ、サティ、ピカソ、らが活躍した時代。
欲望と渇望と生活と自我の葛藤に彩られた最先端の芸術。
恐怖にも似た憧れとともに、僕は惹かれる。

僕が画や彫刻を見るとき、その作品に至る作家という人間の歩いた道に感動や感銘を受けることが多い。
そして、その素晴しい作品から、エネルギーやアイディアや刺激を受けることで、僕の中の何かが強く動き出す。

でも、モディリアーニの場合はちょっと違う。
紛れもない自分の表現方法を見つけた芸術家の、迷いのない作品の数々。
それらが、羨ましく、嫉妬にも似た感情で眼に映る。

まだまだ、なんにでも興味を持ち、なんにでも手を出し、なんにでも成れると思っている自分の、いわば垂れ流しの音楽(無尽蔵に垂れ流す事だってすごいことだとは思うんだけど)が、ひどく幼く感じるのだ。

だが、僕も自分の語法を見つけ始めている。
思い込みではない、自分なりの裏づけを持って。
だからこそ、その未完成さが歯痒く、腹立たしいときもある。
僕ももっと外に出たい。
暁を見る前に、自ら旅立ったりするものか!

名前しか知らなかったモディリアーニの作品たちを眼前にして、未だその深さすら見えぬ芸術の淵の、入り口に立ったに過ぎない自分を自覚して、今更ながらに自分を尚も厳しく磨くことを決意するのだ。

ところで・・・

Sdsc00870 国立新美術館の内側から見た壁面が、アーチ式ダムのように見えて興奮してしまった・・・
キャットウォークもあるしね・・・

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2008年3月30日 (日)

パーティーの朝

080330102129
今日はパーティー。
様々な人たちの協力でこの日が迎えられました。
自分のお祝い、と言うよりはお世話になった方々に”これからもよろしくお願いします”という日なんでしょうね。

本当にすべての人に来てほしかった。
言い訳でしかないけれど、自分たちの準備が遅かったせいですでに予定の入っている方々がいたり、失礼をしてしまったり。。。
一番心苦しいのは、人に頼んで分散してリストを作成したので、お名前がはずれてしまっている方々がいたようで・・・
あれ?あの人の名前がない!
と、気づいたときにはもう遅く。。。
手伝って下さった方々のせいでは全くなく、すべては僕のせいなのですが。。。

お会いできない方々、近いうちにお会いいたしましょう!
そして、みなさま、これからもよろしくお願いいたします。

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2008年3月29日 (土)

刹那のとき、悠久の時の流れの中で

Sp3090211 音楽は一期一会。
録音された音や、録画された演奏会を見聞きする時だって、すべてが一期一会。
そのときの自分、自分を取り巻くすべて、自分を構成する沢山の時間たち、全部一瞬たりとも同じものはないから。

刹那とは極短い時間、儚い瞬間の事を指す。
短い音楽の中に、長い時間の描写をしてしまう音楽もある。
が、一瞬の煌きの間に起こった出来事や変化を訥々と歌い上げる曲もある。
そんな音楽を思うとき、僕は心が緩やかになる。

たとえば・・・
海に太陽が沈む。海は真っ赤な太陽を映し、色はその濃さを増す。水平線と太陽の輪郭が近づくにつれて、次第に境目が曖昧になる。やがて水平線と太陽はお互いに吸い付くように溶け合う。
・・・この瞬間のみを10分の曲にする。

たとえば・・・
愛してやまない女性との長年の恋をとうとう実らせて、ついに彼女を腕に抱く。僕の真剣な眼差しを目の当たりにして彼女は目を閉じる。ゆっくりと唇を近づける僕は彼女の吐息を近くに感じながらここまでのつらく長かった日々を振り返る。今まさに唇が重なり合う・・・
・・・この一瞬を2時間のオペラにする。

僕らは悠久のときの流れの中にいる。
そんな中で刹那の時間をいくつも折り重ねて生きている。
ダイジェストのような想い出を記録するだけでなく、時には深い思索の森の中で刹那の一瞬の中に止まった時間を見つけるのもいい。
そんな音楽もある。

なかなか理解してもらえないかもしれないが、
そんなことを考えたりもするんです。

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愚痴

愚痴りたいことがあって、途中までここに書いたんだけれど、

書いている自分がガラスに映って、書いている内容が自分を映す鏡に思えて、

なんだか余計に打ちひしがれてしまった。

だからやっぱり書くのやめた。

映画「みんなのいえ」の真田広之風に言えば『自分の問題ですから』・・・

元気もバイタリティもあるんだ。

ただ、ほんのちょっと疲れちゃった。

みんなを飲み込むようなエネルギーの胎動を、きちんと腹の中に感じつつ、

今はそれを抑えたまま明日を迎えましょう。

明日の明日はちょっと一休み。

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2008年3月28日 (金)

ダース・モール

Sdsc00832 左から、メイス・ウィンドウ(エピソード3)、ダース・モール(エピソード1)、ルーク・スカイウォーカー(エピソード6)

とうとう手に入れた赤いライト・セイバー。

偶然入ったトイザらスで発見。
少々値が張ったけれど購買衝動を抑えることは出来ませんでした。
しかし、ダース・モールのライトセイバーはこれでまだ半分。
もう一本買って繋ぎ合わせると完成。
って、どこに売ってるんだ・・・

でも、さすがはマスターレプリカ。
3本とも待機音、動作音、衝撃音が絶妙に違う。
許可を得て映画の効果音からサンプリングしたという、まさに本物。

これをひとたび手にすれば、誰でも心躍らずにはいられない・・・

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2008年3月27日 (木)

寿司を食べたらMACも喰う

D1000002 今日は数人の友人にパーティーの小芝居をお願いしていて、打ち合わせを兼ねて回転寿司に。
”喰いまくれ”の指示の元に食べた結果がこれ。
う~ん、少ない。
もっと喰え!

といいながら走っていたらMAC発見。
当然喰うのが男でしょ。
D1000001_3 というわけで、BIGMACにシェーク。

これぞFATSの生きる道。

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2008年3月26日 (水)

無題

桜の便りがぼちぼち届き始めている。

桜の便り、いろんな意味で。

いいこともある、あるいこともある。

桜、咲く。

桜、咲け!

桜が咲いた報せを聞きたい。

伝えたい。

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北里大学謝恩会

Scimg5969 日曜日は北里大学吹奏楽団の謝恩会でした。
この楽団との付き合いはまもなく20年になろうとしています。

僕がまだ音楽大学の学生で、管楽器の奏者としての活動が主だった頃から指揮を振っています。
駆け出しの指揮者どころか、まだ指揮者の卵にもなれていない時から、指揮者への道を志し決意し、悩み、学び、迷い、苦しみ、喜び、泣き・・・この楽団の演奏には僕の指揮者としての変遷が詰まっています。

でも、4年生が卒業するたびに寂しいと共に、複雑な気持ちになるんです。
僕は単なる一指揮者で、いつでも大学にいる人間ではないので、ある意味学生と同じ感覚なのです。
ともにひとつの音楽を作り上げた仲間は、年こそ違えど大切な友人なのです。
卒業していく彼らの中で、「過去の人間」、になりたくない・・・
ずっと過ごしていきたい。

今までと同じように、なんて無理に決まっている。
でも、これからは社会人同士、としてず~~っと友達でいよう。
そして、また一緒にひとつの音楽を作り上げる機会があったら嬉しいな。

あんなにいつもそばにあって、当たり前だと思っていたものが、社会の海に出ると、きっと見えにくくなって来ると思う。
でも、それはいつも自分の中にあって、けして消えはしない。
それがいったい何なのかは。自分で見つけてくれるといい。

これからも絶対会えると信じてる。
会えない日がしばらく続いたとしても、
いつまでも、忘れずにいるよ。

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2008年3月24日 (月)

めがね橋から汽車は飛び立つ

ミュージカル「銀河鉄道の夜」、動き出しました。
届いた台本の第1稿を読んでいると、頭の中にどんどん音楽が溢れてきました。
まあ、どうなるかは分かりませんが、楽しく書けたらいいなぁ・・・

で、僕が今どこにいるか、というと山梨県の鳴沢村。
豊島区の某楽団のリハ合宿なのでした。
朝から晩まで音楽漬け、というのは楽しいねぇ・・・
だけど、必ず体調崩しちゃうんだよなぁ・・・(飲みすぎ?)

夜の練習も終わり、さてそれじゃちょっとばかり飲みましょうか、と団長Tちゃんと指揮者Yが玄関の自販機でビールを買っていると、「ちょっと!スリッパで外に出ないでちょうだい!」と宿の方に叱られてしまいました。
ありゃりゃしまった・・・と思っていたその直後館内一斉放送で「スリッパのまま外には出ないでください!」とアナウンスが・・・
楽団トップの二人が楽団きってのお馬鹿だというのが知れ渡ってしまうエピソードでした・・・

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2008年3月21日 (金)

春遠からじ・・・

080320125154今朝(3・20)は福島におります。
朝靄に煙る高台の朝は、寒いどころかなんだかほんのり暖かかったのです。
ああ、福島でももう雪は降らないのだろうか、
と、スタッドレスのままの僕は思ったのですが、絶対降らない、とは言い切れないようで。

毎日少しずつ・・・なんてもんじゃなくて、ホントウに矢のような速さで日々時間は過ぎてゆくのですね。
光陰矢のごとし。
変わらなければいけない自分に気付くことがまず大切だ。
なんて申しますが、そんなことは当たり前で、それでも来る日も来る日もがんばっているわけで。
少しずつは変化しているんだろうけれど、それを実感できない自分が歯がゆいわけで。

まあ、それはそれとして、
今日もご飯は美味しく、音楽は素敵なのでした。
福島の皆さん、どうもありがとう!

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2008年3月19日 (水)

本日開店

Kuma12 本日付でジャッキーのお店が回転、いや開店しました!

数日前からすでに営業はしていたようですが、一応今日が開店日。
いろんなジャッキーに出会えます。

http://jackieshop.jp/jackie/index.html

ふあふあぬいぐるみがお勧め。
あとはお弁当グッズとか手帳とか。
もちろん絵本も買えますよ。

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2008年3月18日 (火)

目白の朝

080317122829_2
朝9時15分に目白のか学習院大学に着いた。
打ち合わせのために来たのだが、ホールは入学・卒業シーズンらしく式典セッティングになっていた。
なんだか春の香りが心を満たす気持ちになった。

不意に、今まで何時でもそこにあると思っていたものに、何時でも会えると思っていた人にも、会えなくなっちゃうような寂しさが溢れて泣きそうになった。
何時までもイツマデモ、一緒に歩いて行けたらいいのに。
僕もそう思うよジョバンニ。

寝不足で鈍い頭はぐるぐると同じところを回り続けて、だんだん眠くなってきた。。。
昨晩は学生たちとバックトゥザフューチャー3部作を制覇し、続けてスター・ウォーズⅢまで見てしまった。。。
沢山しゃべってたらふく飲んだ。
そんな嵐のような一日も、もうすでに想い出の一片になった。
無理だとわかっていても、何時までも一緒にいたいよ。

そんなことを鈍い頭で考えながら、今は空いた小田急線に揺られている。。。

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2008年3月17日 (月)

ミルク

折れそうな心に一生懸命喝を入れながら前を向く。
なのに難問は次から次へとやってくる。
何にも悪いことしてないのに、こんなに一生懸命生きてるのに、なんでこうなるの・・・
なんて、弱い自分が愚痴をこぼす。

でもね、大丈夫。
俺は俺にできることやるしかないから。
君は君に出来ることを一生懸命やればいいんだから。
そうすれば、今の苦しみもいつか笑って話せる日が来るよ。
今までもそうだった。
これからもそうに違いない。

努力は報われる、夢は叶う。
これはね、決して慰めの言葉じゃないんだよ。
今の自分へのエールなんだ。

だいじょうぶ。

だいじょうぶだよ。

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2008年3月16日 (日)

今、時代は生パスタ

080315220624
もっちりしこしこ、堅過ぎない柔らか過ぎない、麺自体に味があり歯でぎゅっと噛み込むときはには、まさに快感。
そう、盛岡の生パスタ。
今日食べたのは白金豚と焦がしニンニクのクリームパスタ。
こんな美味しいパスタ、本当に食べたことない。
一流ぶってる東京のイタリア料理店ナンカじゃ歯が立たない。
僕の中でははっきり歴代No.1

一つだけ心配なのは、かなり人通りの疎らなところに位置するその立地。
どうかどうか、適度に繁盛してお店が継続して下さいますように。。。

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2008年3月14日 (金)

今日は雨降り・・・

今日は朝から雨。
乾かしてから仕舞おうと思っていたガーデンチェアーがまた濡れてしまった。

もう雪になる気配もなく、冷たいけれど春の雨。
用事も何もない日に朝から雨だったら、とっても落ち着くんだけど、そうも行かない。
窓に付いた滴を眺めながら紅茶を飲む、そんな時間ほしいなぁ・・・

雨、で思い浮かぶ歌、皆さんはどんなのがありますか?

♪今日は雨降り部屋の中、雨だれを数えている・・・
♪懐かしさにぼんやりバスを降りた 橋の上霧雨の水銀灯・・・
♪妹よ 妹よ 今夜は雨が降っていて・・・

これらは、なぜか今思い出した曲たち。
何でこの曲が出てきたんだろう?
何が心理気的にあるのかな?興味深い。

全部知ってる人はまずいないだろうけれど、一番上の曲は特に知られていないかもしれない。
雨の動物園を歌った優しく、暖かい歌。
まるでちょっと甘くしたホットミルクのマグを両手で包むみたいに。

最近刺激の強い出来事が続いたので、優しい時間に憧れているのかも知れない。

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2008年3月13日 (木)

子ども食べ

Milk01 チョコ好き、甘い物好きの僕です。
いまだに“子ども食べ”やってます。

子ども食べって言うのは、例えば・・・

・ポッキーのチョコだけ歯ではがして食べる。
・ヤクルトのアルミキャップに小さな穴を開けてちょびっとずつ飲む。
・チョコベビーをギューっと指で押しつぶして食べる。
・チョコベビーを舌の上でなるたけ長く原型のまま溶かす。
・オレオのクッキーのクリームをそーっと剥がす。
・アポロの上下をきれいに分解する。
などなど・・・

で、M&Msとかマーブルチョコを口の中でギリギリまで崩さずに溶かす、と言うのもそのひとつ。
考え事しながら口寂しいときに、特にタバコの吸えない状況の時には重宝します。

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2008年3月12日 (水)

英会話、初日・・・

今日はリハ前に英会話の初日レッスンがありました。
まあ、初級者コースなわけですが、簡単でよかった。
にもかかわらず、意外と緊張しちゃうんですね。
ちょっとカミカミで自分でも驚きました。

先生やテープの声をそのまま真似するととってもスムーズでリズミカル。
で、とっても誉められちゃって、ひとつ上のコースにしましょうか、なんて言われちゃったんだけど、テキストを読むといきなりたどたどしい。
自分でも良く分かるけど・・・

まあ、気長にやりましょう。
次は再来週。

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富士そば

Fujisoba 今日は代官山で新しいミュージカルの打ち合わせの後、新宿にてもうひとつ打ち合わせ。
約束の19時にはまだ少し時間があったので、ちょっと散策。
というか、お腹がすいてたまらなかったのでサンドウィッチかなにか簡単に食べられる喫茶店でも探そうか、と。
打ち合わせ場所は新宿3丁目。
靖国通りを歩いていると、「富士そば」発見。
昔は「箱根そば」と並んで良く食べたなぁ・・・
で、つい入っちゃった。
何年ぶりだろう、立ち食い蕎麦屋さん。
ちょっと緊張しながらコロッケそばを注文。

うまかった!!
大体何を食べても美味しくいただけるのは僕の特色でもあります。
しかし、実はかなりのそばっ喰いの僕です。
だからそばには結構ウルサイつもりです。
が、立ち食い蕎麦屋さんは別腹(?)ですね。
これはこれで美味しく楽しめます。

この後恵比寿に行って食事しながら別の打ち合わせがありました。
腹ペコでもないのに、つい沢山食べちゃいました。

これを書くためになんとなく富士そばをインターネットで検索してみたら、富士そばのホームページがあるんですね。
見てみたら、新宿西口店改装!とあります。
「おまらせしました!」って書いてあってちょっと笑いましたよ。

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2008年3月11日 (火)

読響定期

今日は読響定期に行って来ました。
場所はサントリー・ホール。20080310183630
読響は去年の芸劇以来。
奇しくも今回のプロもバーンスタイン。

さて、1曲目は三善晃作曲のアン・ソロ・ロアンタン〈遠き我ながらに〉
これが、予想外に良かった!!
さすが三善晃さん。
初めて聴く曲でしたが、展開が分かりやすくて気持ちいい。
聴かせどころもあって演出もいい感じ。
オケも指揮者(下野さんでした)も理解して演奏している感がありました。
続いてバーンスタインのセレナーデ。
何度か聴いてみたことはあるもののなかなか興味がわかなかったこの曲、ヴァイオリン独奏のチョーリャン・リンの力奏で楽しく聴けました。
お次は伊福部昭のロンド・イン・ブーレスク。
原曲は吹奏楽曲。
執拗なオスティナートと呪縛から解き放つかのような金管のユニゾンメロディが気持ちよくて前半楽しく聴いていましたが、中盤で少し退屈しかけてしまいました。
ところが、そこからが伊福部先生の真骨頂。
オスティナートがだんだん狂気を帯びてくるように畳み掛けられ、一気に最後まで加速、加熱しながら駆け抜けました。
ただ、譜面面が難しくないからなのか、リハーサルを重ねて到達した熱狂ではなかったようです。
中盤、ところどころ指揮者の意図をオーケストラが表現していない箇所がはっきり出ていました。

そして、バーンスタインのシンフォニックダンス。
言わずもがなの大好きな曲。
前回聴いたときよりも安心して聴けました。
ただ、自分でも良く振る曲だけに、解釈や好みの違いが明白で、どっぷり共感は出来ませんでしたが・・・
とはいえ、良かった。
やっぱり生オケを聴くと元気が出る!
Miyajiさんありがとう!最高だったよ!
それにしても、下野さんぐらいの付き合いでもオケに手を焼くところはちょっと妥協したりするんだなぁ・・・
その分「ここはきっちりやらせてもらいまっせ!」みたいな場面もあって面白かった。

三善さんから勇気と活力をもらい、伊福部さんから元気をもらった感じ。
バーンスタインからももらえたけど、それはご想像にお任せします。

ああ、もっと沢山、もっと自由に、振りたい!!

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2008年3月10日 (月)

ナウル共和国

Nauru_b6Nauru_map  「ナウル共和国」ってご存知ですか?

今日「笑っていいとも」でタモリの行ったことのある数少ない外国、として紹介されていました。
ちょっと興味があったので調べてみると・・・
いやぁ、はっきり言ってこんなお馬鹿な国なかなかお目にかかれません。

大洋州に浮かぶ小さな島。
かつては日本やアメリカの占領地になったこともある、オーストラリアの近くの島。
1968年に独立したが、特に目立った「ウリ」もない国だった。
しかし、燐鉱石が大量に産出することが分かって国は大変な騒ぎになった。
なにせどんどんその燐鉱石が売れるもんだから、採掘は外国人任せ。
その売り上げで国民みんなに配当金を支払い、ほとんどの国民は無職の外食暮らし。
この国に来る人はただ同然で飛行機に乗れるし(日本からの直通便もあった)、滞在費はただだし、世界各国の美味しい料理は食べられるし、まさに夢の楽園。
ところがその燐鉱石がいよいよ枯渇することが分かってからがもう大変。

いろいろ国を挙げて打開策を考えたけど、それも前代未聞。
他の国に高級ホテルをたててその売り上げで国を支えようとした。
で、いざとなったら国民みんなで移住する。
って、そんなの無理に決まってる。
そこで、今度は国籍を売り出した(!)
これは悪人たちに大うけでけっこう売れたらしい。
次は、インターネットを中心とした国際銀行を始めた。
スイス銀行のまねをしたわけだ。
でも、これまた悪人たちのマネーロンダリングの温床になった。
これは国際的大問題になって破綻。

もうそれからはめちゃくちゃ。
大統領は二人になるは、音信不通になるは(国ひとつが音信不通って!)、難民受け入れたのはいいが暴動はおきるは、今現在も大混乱は続いているらしい。

最近本まで出たらしいから興味ある人はぜひご一読を!

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日曜日のガス欠

080309215535 今週のライオン・キング最終日。
出演者(特にスカー)が諸手を挙げて賛美してくれるぐらいのステージを作りたい、と張り切って本番に臨みました。
けっこう良かったです。

その後ライオン・キングの打ち合わせを経て、友人の結婚式に急いで着替えて途中参加。
残念ながら最後までいられずに、(まったく飲み食いも出来なかった・・・残念・・・)四季劇場に逆戻り。
次は表参道に移動して打ち合わせ。
次は原宿で食事を兼ねて相談。

この程度の予定には別にびっくりしないんだけど、なぜか帰宅途中で心のガス欠。
ああ、マッサージにでも行きたい!
しかし、帰宅後もやることが残っている・・・
帰宅後2時間ほど仕事を進めたけれど、とうとう力尽きてベッドに。
泥のように熟睡。

しかし、朝起きたら、実に爽やか。
うん。
いったんエネルギーは使い切ったほうが、電池は使い切ってから充電したほうが、すっきりたっぷり充電できるに違いない、と妙に納得した朝でした。

あ、写真は原宿で食べたパスタ(の空き皿)。
ホタテと千切りキャベツのペペロンチーノ(の空き皿)
無言でぺろりと食べちゃった。美味しかった~~(けど空き皿)

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創るものの喜び、創ることの喜び

21jzyrd2zcl_aa115_ 移動の車中でいろいろ本を読んだり楽譜を読んだり映画を見たりする。
そして、いろいろ考える。

三谷幸喜さん監督の「笑いの大学」を見た。
初見ではないのでストーリーも展開も知っていたのだが、今回はその脚本の内容に感動した。
映画自体も面白くて好きなんだけど、舞台を見た人は好き嫌いが分かれるかもしれない。

昭和初期、ファシズムに染まりかけていた日本で言論弾圧も進んでいた。
そんな中笑いをほとんど知らない検閲官・向坂(役所広司)と、上演許可を求める喜劇脚本家・椿(稲垣吾郎)のせめぎあいが、密室の中で繰り広げられる。
細かなやり取りが面白くて大好きなんだけど、その話は別の機会に。

映画のラスト近く、どんでん返しの部分で脚本家の椿がひとつの脚本を仕上げる。
それを読んだ堅物の向坂は実に83回も笑う。
喜劇作家にとって一番の喜びは、そのスクリプトを読む人、つまりは役者が笑ってくれることではないだろうか。

大笑いした、と告げる向坂を見て、椿は満足そうに微笑む。
上演して形になることも、それを見て大笑いする観客を見ることも、それで大儲けすることも、何かの賞を受賞する栄誉に浴することも、きっとそれぞれとっても嬉しいことなんだろうけれど、僕は微笑んで頷く椿を本当に羨ましく思えた。

作曲者の立場の僕としては似たものを感じる。
指揮者の僕にとっての満足とはなんだろう。
オーディエンスに正しい評価をしてもらいたい。
考えたとおりの音楽表現がストレートに伝わってほしい。
共感を持って演奏者に受け入れられたい。
自分自身を表現しきりたい。
きっとそれら全部なんだろうけど。

やっぱり、自分が自分で認められるような演奏を出来たら、いちばんうれしい・・・

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土曜日のめりとはり

先週はライオン・キングでした。

Lionking

最近いい感じだなぁ・・・と思っていたら、・・・土曜日のマチネ(昼公演)はいまいちだった・・・
なんか、かみ合わない感じ。
久々にもどかしい感じ。
でも、ソワレ(夜公演)は良かった。
ある曲では演奏に感動して泣きそうになっちゃった・・・
何百回と演奏していても感動するときは感動するんですよね。
また、そうでありたい。

音楽が上手く流れてその曲が終わったとき、すごく手ごたえがありました。
終了後一瞬の沈黙の後、明らかに今までとは違う拍手。
!!!

まあ、技術的な意味で完璧な演奏、とは言い難かったのかもしれないけれど。
でも、とっても良かったので、何人かに「あれ、良かったよね!」と言ってみました。
「ああ、そう?あんまり気にしてなかった」が半数以上。
「そうでもないんじゃない?」と「そうそう!よかった!」が残りの半々ぐらい。

うん。
そんなもんですよね。
自分で「これは上手く行った!!I got it!」と思ってもそれほど反応なかったり、「今日はいまいちだな・・・」なんて思っていると絶賛されたり。

楽屋で、「そういうもんだよね」と、みんな妙に納得してしまいました。
でも、良かったと、僕は思うんだ。

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2008年3月 7日 (金)

春の海Ⅱ

Sp3090211 今年もだんだん春が近づいてきました。
季節の変わり目はいつもなんだか気持ちが不安定。
良くも悪くも。

冬には終わってもらいたくないけれど、新たな始まりが春には待っている。
ヨーロッパやアメリカではちょっと違うみたい。
春の息吹はあっても、卒業や入学のもつアノ感じは日本独特のものらしい。

写真は千葉の岩井海岸の夜明け。
朝方までみんなと話しこんだ僕は、一眠り、の前に海岸で充電とヒント収集。
とってもあったかい房総半島だけど、やっぱり早朝は冷気が袖から襟から忍び込む。

ふいに、高校生のときのことを想い出した。
卒業式が終わって人気のなくなった部室に行った。
昨日までは自分のものだった机や廊下や教室の壁が、なんだか人のものに思えて、去りがたいような捨てがたいようなあの気持ち。
5階の廊下の窓から外をのぞくと、大好きだったけれど別れてしまった彼女が歩く姿が見えて、つい見とれちゃって。
そのとき、急に強い風が吹いて、閉め忘れの窓が笛みたいな音を出して、彼女がこっちを振り返って、なのになぜか僕はとっさに隠れてしまって。
廊下の壁のひんやりさにさっきまで全然出なかった涙が急に溢れてきて・・・

心の奥の奥のほうがほんの少しだけまだちりり、とする。
この気持ちは、忘れたくないなぁ。

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2008年3月 6日 (木)

宇宙の真理

人の短い人生。
どこまで知ることが出来るだろう・・・

「ハチミツとクローバー」のなかで、はぐちゃん(登場人物の一人)が「まだまだ知らないこともやってみたいことも沢山ある。新しい箱を開けるとあたらしい”?”が飛び出す。私はその箱を全部開けたいけれど、それには時間が少なすぎる」というようなことを語る場面がある。
僕もよく同じことを考える。

世界にはまだまだ僕の知らない音楽が沢山ある。
それらを全部紐解いて、食べて飲んで消化して、自分の肉や骨や血になって、今度は新たなものがどんどん自分から噴出して行ったら、どんなにか素敵だろう。

大江健三郎の「小説のたくらみ 知の楽しみ」を読んだときに、「知る」事への興味と喜びを自分の中にはっきり感じた。
ああ、子供のころから感じていた「あれ」は「これ」だったのだ。
弟とよく星空を見上げながら宇宙の果ての話をした。
結局自分の存在も意識も、その果てしなさに吸い込まれてくらくらしてしまうね、と言う結論でいつも話しは終わっていたように思う。
でも、僕はずーっと考え続けていた。

極小の世界に興味がある。
原子よりももっと小さい、素粒子の世界だ。
手塚治虫の漫画の中でも幾度も描かれている。
極小の世界を想像するとき、その光景は宇宙に行き着く。
いわば極大の世界だ。
すべてを知ることなど、到底かなわない、神の領域だ。

「マックスウェルの悪魔」という想像上の人物(?)がいる。
この世界の原子の動きをすべて知ることが出来る=すべての未来を予知できるのだと言う。
また、「アカシックレコード」という想像上の媒体がある。
これには宇宙の誕生から現在までの記録がすべて記されているのだと言う。
僕もいろんなことを創造する。
まったく、人間の想像力と言うものは底が知れない。
つくづく「想像力は創造力だ」と思うのだ。

僕もはぐちゃんといっしょにすべての箱を開けてみたい、と思う。
でもやっぱりそれは不可能で、きっと知らずに終わってしまう、「未だ知覚せぬ素晴しい曲(音楽)」が山ほどあるんだろうなぁ・・・

アルヴォ・ペルトの「タブラ・ラサ」をはじめて聴いた。
また新たな世界の箱が開かれ、つまりは自分の心の中に新たな扉が作られた。
こんな曲、知らなかったよ。

のんびりしている時間はないんだね。
でも、焦らずとも出会いは必ずやって来る。

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ハプニング

080305101020_3

今日の僕は疲れていた。
そりゃあそうだ。
毎日移動の連続で、今日も深夜バスを早朝降りるとすぐ次の現場に移動である。

今日のリハーサルはとてもよかったと思っている。
短い時間の中にとにかく音楽を詰め込んだ。
楽団員のみんなが協力的にしてくれたおかげで、ゴリゴリ進めることができた。
なかなかほめてあげられなくてごめんよ。
でも、ほんとにメキメキ良くなっていくんだ、魔法みたいに。

久しぶりに我が家に帰れる安心と、楽しいリハの興奮とで、程良い眠気にも襲われていた。
そこへきて渋滞である。
その上トイレにも行きたくなってきた・・・
仕方なく渋滞の環八を左に折れた。

いっておくが、これは事故である。
たとえ「ドン・キホーテ」とはいえ、トイレを借りるだけでは申し訳ないではないか。
そして「早いもの勝ち!!次回入荷未定!!」なんて書いてあるし。

あるいは運命なのかもしれない。
とにかく、つまり、また買っちゃったのだ。

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三度!ポルチーニ!

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またもややってきましたこのお店。
二度目の来店。

今回食べたのはポルチーニのボロネーゼソーススパゲティ。
ブォーノ!!モルトブォーノォォォ!!!

子供の頃から僕は美味しいものを食べると踊りたくなる癖があるのですが、この日は踊り出すのを抑えるのに必死。
奇声は発してしまいました・・・

いやぁ、旨かった。
美味かった上手かった。
生パスタがなんといっても美味しいのです。
はっきり言って今一番おすすめです。
東京駅から2時間ちょい。
ランチにちょっと遠出はいかがです?

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2008年3月 5日 (水)

星空の誘惑

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今(午前2時)は盛岡からの移動の車中。
先週14時間も缶詰になったのと同じ深夜バス。
今日の天気は大丈夫。
昼間いた千葉から到着した盛岡はかなりの雪が降っていて、そのギャップに結構おどろいたけど。
バスもがらがらにすいていて、初めて快適なバスの旅になりそう。

しばらくして窓から空を眺めると満天の星空。
写ってないだろうなあ・・・
今日も明日も音楽できる喜びに感謝しつつ、こんな星空を見ながらどこまでも旅がしたいなぁ、なんて考えていました。
眠れないけど、気持ちはとっても慣やかな夜でした。

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2008年3月 4日 (火)

春の海

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千葉の岩井でのリハーサルを終えて特急さざなみで東京駅へ。
これから一路盛岡へと向かいます。

写真は一緒だったプレイヤーお二人。
悪友(阿久悠ではない)でもあります。
音楽の話や次回作へのネタなどを話しながらあっという間に東京でした。
この後も彼らは彼らで別々の用事があるご様子。
ゆっくり旅でもできたら楽しいのにねぇ・・・

今夕も楽しいリハーサルができるといいなぁ、今日もあの子に会えるかな?
なんてことを車窓を染める夕陽を眺めつつ考えていたら俄に睡魔(スイマーではない)が襲ってまいりました。
辛いこともあるけれど、今日も音楽がやれて嬉よかった。
僕はやっぱり音楽が大好きだ。

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2008年3月 2日 (日)

さざなみ15号

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今日は神奈川県でリハ。
その後ただいま移動中。
行き先は千葉。
夜の八時からTuttiなので、ぎりぎり・・・かな?

写真は車窓から見た夕暮れの風景。
どこだろ、きれいだなぁ・・・と眺めていたら、どうやらディズニー・ランドのようで。
いいなぁ、と横目で見ながら車客の僕は空腹を抱えて楽譜を開くのでした・・・

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文知摺観音

コメントにも頂きましたが、昨日書いた「しのぶもちずり・・・」とは福島の文知摺(もちずり)観音のことです。
そして、百人一首の「陸奥の忍ぶもぢずり誰ゆゑに 乱れそめにし我ならなくに」と言うひとつの句にその名前を見ることが出来ます。
数年前に一度尋ねました。

「しのぶ・・」というのは恋する心持の「偲ぶ」と忍ぶ恋の「忍ぶ」と福島の地名「信夫」がかけられています。
今はまだ整備中で見れませんが、以前は僕のホームページでも紹介していたんですよ。

ここです。
↓↓↓↓↓↓

ここを見てみて!

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2008年3月 1日 (土)

しのぶもちづり誰ゆえに

昨日に続いて今日も福島でリハーサル。
展覧会の絵、ラヴェル以外のオーケストレーションもなかなかいい感じでした。
とってもいい音がしそうでたのしみ!
次回はいよいよ交響曲。
たのしみだな~

さあ、雪のちらつく東北道を愛するセリカとともに帰りましょ!

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