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2008年7月 1日 (火)

バリスタ

3d2077fa バリスタ=バール(Bar)で働く人。
だったと思うのだが、最近ではコーヒーのソムリエみたいな人をこう呼ぶらしい。

数年前入った喫茶店で「よろしかったら、お客さまにぴったりのコーヒーをお出ししたいと思うのですが、選ばせて頂いてもよろしいでしょうか?」と言われたことがある。
ちょっと戸惑ったが、お願いしてみた。
いくつかの世間話(のような設問?)のあと、出てきたコーヒーはカフェラテだった。

そのころエスプッソに凝っていて、エスプレッソマシーンまで買ったりしていた。
その日も、ちょっと空いた時間に楽譜でも読もうかと飛び込んだこの店で、エスプレッソを飲もうと思っていたのだ。

本当にエスプレッソが飲みたかったのかどうか記憶に残ってはいないが、出てきたカフェラテは少々意外だった。
バリスタさんと話した時にも、今の積極果敢な自分の心情を熱く語ったり、好きなコーヒーの種類なんかもいろいろ話していたので、さぞかし薫り高いストレートコーヒーが出てくると思っていたのだ。

世界のおいしいコーヒーや珍しいコーヒーを紹介するのももちろん楽しいのだが、一番私がしたいのはその人の今の心に滲み込むコーヒーを最高の状態で淹れたいのだ、とその女性は言った。
今のあなたにはこれがぴったりだと感じた、と。

一口飲んで、なるほど、ただのカフェラテではない。
最高の相性で選んだコーヒーを最高の状態で淹れてあり、ちょっと工夫のある風味付けもしてある。(と、思えた)
その時の僕は、上昇志向強く自分の叱咤激励しながらもちょっと疲れていたのかもしれない。
楽譜を閉じて、もう一口飲んだらいろんなものが目に入ってきた。
味も、香りも、なんだか色を増した気がして。
長くはかったがこの素敵な時間は、金額の何倍もの価値あるものだった。
バリスタってすごいなぁ…としみじみ感じられたお店だった。

セブンイレブンのレジカウンターの「家庭のバリスタ!」という謳い文句を見て、買わずにはいられなかった。
家にはコーヒーメーカーもエスプレッソマシンもある。
つまり、バリスタのお話は言い訳である…(実話だけどね)

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コメント

バリスタ、最近マ私の中でひそかにブーム(って転職するわけじゃないですよ)。
ラテアート なるものに最近興味を引かれつつあるんです。
やってみたい・・・
でも一人前に出来るようになるまでに何倍のラテを飲むのか・・・
そう考えると、怖い気もする

投稿: おーぃけ | 2008年7月 1日 (火) 13時38分

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