素敵な時間
素敵な時間が過ぎていく
銀河鉄道の夜の仲間と飲んだ。
いろんな話をしながら、いつもでもこうしていたい、と思った。
夏休み、海辺の人影がだんだん薄くなって行くと、切なくなった。
日暮れがだんだん早まり、道に延びる自分の長い夕陽の影とともに家路を歩くと、なんだか泣きそうになった。
今年の夏も過ぎゆく。
演奏会を指揮していると、後半に「ああ、もう終わりかぁ…?」と思うことがある。
交響曲の4楽章に辿り着いたときに、ある種の満足感と同時に間もなく近づく別れの時を思って、寂寞感がおそってくる。
少ない時間であろうと苦楽を共にした朋友との別れが近づいている。
一つの旅が終りを告げるのだ。
また会えるでしょ、きっと。
会いたいです。
でも、やっぱり今日は今日しかないわけで。
今年の夏は今しかないわけで。
お店を出て歩くと、風に秋の気配が。
ああ、もう逝くんですね。
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