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2008年10月 9日 (木)

こだわりの指揮棒

行ってきました。
ムラマツバトンの発売元、村松商店さんへ。
友人の指揮者、T君とともに。
飛鳥山公園からほど近い西尾久の町内にそのお店(?)はありました。

自宅でご商売をされているのでしょう、生活感のある居間で2代目村松さんにお会いしました。

10年ほど前、先輩指揮者に薦められて使いだしたこの指揮棒。
軽くて反りにくく、コルクも手にしっくりなじんで扱いやすい、いい指揮棒です。
特にオペラやミュージカルで重宝しています。
最近では他の編成、オーケストラや吹奏楽でもこの指揮棒を使うことが多くなってきました。

実は最近この指揮棒が品薄で、「手に入らなくなるかもしれない」と言う話が聞こえてきたのです。
結局はガセネタだったようなのですが、品薄なのは事実でした。
慌ててまとめ買いをしようとしたらやはり手に入らず、興味もあって村松さんに直接連絡してみた、というのが今回の訪問の経緯なのです。

コルクの部分、シャフトの部分、それぞれ違う職人さんが作っているそうですが、残念ながらそこまでは見ることができませんでした。
しかしなるほど、山のようにある様々なシャフト、コルクとも、微妙にそれぞれ違うのです。

村松の指揮棒は、コルクのあるものな681116800pk550559いもの・いろんな色・いろんな形状、様々あります。
その中で、プロ用と称して市販されているムラマツバトンはメープル材で、一本一本丁寧に職人さんが作っています。

長さは350mmと400mmの2種類だけ。
681116800pk520531僕はPK526という350mmのものを愛用しています。

それ以前に長年使っていたものは、だ円形のコルクのファイバー製のもの。
滅多に折れない丈夫さと、スタイルの良さと適度な重さが気に入っていたのですが、最近は登場回数が減りました。
その指揮棒の長さは380mm。

今回、せっかくなので、コルクもシャフトの長さも、重心のバランスもすべて自分好みの指揮棒を作ってもらうことにしました。
本来設定の無い380mmのものも作っていただけました。

S20081008152446

沢山のコルクとシャフトを並べて、ベストマッチを探ります。

いろいろ試した結果、370mmのシャフトにちょっと太めの卵型コルクが良さそうだ、と言うことで、さらに調整を進めます。

S20081008152626おかげで気に入った指揮棒を数本手にすることができました。
ついでに 違うコルクで360mmのものも。

これ以上こだわっても大変なので、今日はここまで。
どうやらT君も気に入ったものをゲットできたようです。

しかしまあ、ここではいろいろ書きづらいのですが…なかなか貴重な体験でした。
お値段もそこそこ張りましたし…
そもそも「村松楽器」は、戦後すぐから楽器の販売をしていたメーカーです。
段々と大手メーカーが台頭していく中で差別化を図るために1代目が、新しい分野を開拓しようと扱い始めた指揮棒が日本のみならず海外でも高評価を得て成功し、現在に至ったのだそうです。

ここにも、高いクオリティを誇る日本の下町工場(こうば)の底力を見たような気がします。
今度はもっと変わったの作ってもらおうかなぁ…
彫刻が入っているやつとか光るやつとか透明のやつとか(意味ないし)

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コメント

指揮棒の先っちょに花がついてるのとか、蜂がついてるのとか、どうでしょう?
・・・バランス悪いか。
いや、そこをムラマツさんの力でなんとか!

投稿: | 2008年10月 9日 (木) 08時08分

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