草木も眠る丑三つ時
つまりはお化けたちの活動時間(?)
携帯電話が一般的ではなかった僕の中学・高校時代。
好きな女の子と電話したくてもそう簡単にはできなかった。
家族が眠りにつく午前2,3時まで待って、布団をかぶって電話の前で鳴るのを待つ。
ちょっとでも鳴ったらすぐ出られるように身構えていると、興奮と緊張と布団の中であるのとが相まって俄然鼻息が荒くなってくる。
彼女からの電話に飛びつくが、息が荒いのをさとられないようにできるだけ平静を装って声を落とす。
どうしても聞きたい一言を引き出すためにぼそぼそと布団の中で長電話。
受話器を持つ手がしびれ、耳も痛くなり汗でぬれる。
明日学校でも会えるのに、そんな二人だけの秘密の会話が大切だったんだろうなぁ。
パーソナルコミュニケーションツールがこれだけ発達した現代。
また違った形であのときめきは続いているのでしょうね。
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コメント
ありました、ありました、そんなこと。
「○○高校×年○組の××と申しますが、○○くんいらっしゃいますか?」っていう台詞を練習したり。
お母さまが出るだろうと思っていたらお姉さまが電話口に出られて、びっくりして切っちゃったり。←ただのイタズラ電話になってしまった
キャッチホンもまだなくて、兄弟の電話中に、ちょっと早くしてよ!ってイライラしたり。
そういえば、公衆電話もよく使いました。
・・・懐かしいなぁ。
投稿: | 2008年11月18日 (火) 07時49分