雨の旅路
今日は雨降り、湿気は嫌だけど、落ち着いた雰囲気は好き。
きついスケジュールだからこそ時間に余裕は持ちたい。
そんなときに列車での移動は落ち着ける。
まあ、そう言いつつ、乗り遅れたりぎりぎりだったりすると、もう、得も言われぬ締め付けられるような気持ちになるんだけど…
最近の新幹線は車内がとても静かなので、いろんなことを考えるには都合がいい。
窓に流れる雨粒を見ながら、つらつら考える。
そうすると、不意に時間が止まるときがある。
解放されるときがある
音楽のこと、生き方のこと、好きなこと、嫌なこと、嬉しいこと、妄想。
そんなときは人為的な情報は少ない方がいい。
音楽もなくていい。
ましてや携帯電話なんか持ってるだけで何かが自分を束縛している気になる。
世界が、世間が、誰かが、自分を今必要としていなくても、
今自分はここにいる。
自分の意思でいろんなことを考えている。
それは確かに真実で、自由だ。
数分?数時間?もするとまた、いろんな情報が自分の中に流れ込んでくる。
止まっていた時間は動き出し、自分の中で音楽が流れ出す。
ときどき思うのは、作曲家や絵描きは、そんな「止まった時間」の幸せと苦しみを両方味わっているのではないか、と言うこと。
僕も、稀にそうなるから知っていて、そして、
羨ましくて憧れて、深い谷間のように恐ろしくもある。
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