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2009年9月10日 (木)

交響曲第一番

佐村河内守(さむらごうち まもる)という作曲家がいる。
自伝的著作「交響曲第一番」を読んだ。

「ブッダのような人だ」と勝手に思う。
自我と理想と弱さを同じ次元で体現してしまう苦行の人だ、と勝手に思う。

全聾となったのは35歳の時だという。
その後の受難(他人が簡単にそんな言葉にして良いわけはないのだが…)は想像を絶する。
しかし、寡作ながらも新しい曲を産み出し続けている。

最近、やけに広島に関係する作家や作品に目がとまる。
そんな流れの中偶然知った方だが、彼も被爆2世なのだという。

闇が濃ければ濃いほど、一筋の光はその尊さを増す。
その生の闇の中で闇の音を目指すこの作曲家の音楽を、僕はまだ聴いたことがない。

肉体と精神の苦しみの中から、のたうつようなその自筆譜の筆跡を見て、その音楽の断片を読む限り、その音楽に触れてみたい欲求がいや増す。
2曲の交響曲が完成されており、吹奏楽のための曲も書かれ、著名なアマチュア楽団で演奏されている。

何か、を感じずにはいられない。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

「饗宴」という演奏会で、『吹奏楽のための小品』を聴きました。全然「小品」じゃないじゃん!って思った記憶があります 演奏は神奈川大学だったかな。 ご本人もいらしてましたよ~♪

投稿: Anton | 2009年9月10日 (木) 22時37分

佐村河内守は現在長期入院中だそうですね。まさに満身創痍で生きてらっしゃるのでしょう。
YouTubeで《交響曲第一番》を聴きましたが、とんでもないクオリティに正直仰天してしまいました。70分もの長大な構成構築力にも驚愕です。
全聾とか下駄を履かせる必要など一切ないですね。
《吹奏楽のための小品》・・・難しい曲ですねぇ!!どちらが本当の佐村河内守でしょうか?どちらも佐村河内守なのかも知れません。
天才は計り知れないのでしょう。

投稿: ドレンテ | 2009年9月11日 (金) 17時16分

11/6
広島W・Oが佐村河内守《《吹奏楽のための小品》やるんだね・・・
広島にできんのかなぁ
尋常じゃないぞ、あの複雑性w

投稿: ユーホちゃん | 2009年9月14日 (月) 00時17分

東京きましたね!
2010年4/4
東京芸術劇場
指揮:大友直人
演奏:東京交響楽団
演目:佐村河内守(交響曲第一番)

2010年8/14
京都コンサートホール
指揮:秋山和慶
演奏:京都市交響楽団
演目:佐村河内守(交響曲第一番)

これからももっと増えるでしょうね。優れた曲はほっとかないよ。

投稿: いくみ | 2009年9月16日 (水) 09時11分

>>いくみ様
びっくり情報トンm(._.)m

いつか佐村河内守の神曲に触れてみたい!と思っていました。
いずれN響もくるでしょうが関東の私には大友直人&東京交響楽団も大歓迎です。
もしかしたら京都も行くかも知れませんがw

本当にびっくりしました。ありがとうございます。

投稿: 滝本 | 2009年9月17日 (木) 14時12分

スペシャルトンクス!
佐村河内守の交響曲第一番が聴ける〜!
ありがとう!!

投稿: なお | 2009年9月18日 (金) 20時29分

情報に感謝します。

京都は距離的に無理なんで東京にします。

どうしても天才佐村河内守の音楽に生で触れてみたかった。

IQ170の重度の神経症患者・・・完全な天才の闇の世界を体感してきます。

トンクスでした。

投稿: ナカシマ | 2009年9月21日 (月) 16時10分

記事みたよ
「佐村河内守IQ検定テストにて170以上の結果(なお天才は150以上を指す)」

賢すぎて精神破壊〜廃人(精神病院送り)が早まったとは考えれないか?

どうりで音楽が闇と狂気に包まれてるはずだ。

投稿: YARD | 2009年9月22日 (火) 12時48分

佐村河内守さん、はやく善くなって下さい。退院待ってます。

投稿: CANTATA | 2009年9月23日 (水) 21時09分

渋谷の病院におられるようです。


早く退院して、また優れた曲を生み出してほしいです。


東京演奏会の情報に感謝です!やっと佐村河内守の曲が聴ける!!!

投稿: 京極 | 2009年9月24日 (木) 15時26分

佐村河内守はあの若さで白眉。
俺も独学でもよかったかなぁ・・・いや無理か、やっぱ師のレールが欲しいし。


独学であそこまでいくにはよほどの才能がないと無理だよなorz

投稿: 東芸 | 2009年9月27日 (日) 11時26分

佐村河内守の退院をご祈念す。

投稿: たかお | 2009年9月29日 (火) 13時58分

許光俊や鈴木淳史のような超毒舌クラシック音楽評論家に愛され、かと思えば逆に秋山和慶や大友直人のような超まっとうな指揮者に高く支持される佐村河内音楽・・・そんな佐村河内守は超然としている。

投稿: ア キ ラ | 2009年9月30日 (水) 14時49分

ご退院を祈っています!!

投稿: シーゲル | 2009年10月 2日 (金) 17時47分

東響より来期(2010―2011シーズン)の全演奏案内が届きました。
2010年4月4日はモーツァルト《ジュピター》とCouplingでした。
モーツァルト→佐村河内守の順だと思います。
益々楽しみになりました。

投稿: かいたに | 2009年10月 4日 (日) 22時21分

モツ&サムラゴウチいいと思う!

投稿: スラー | 2009年10月 8日 (木) 12時10分

あの交響曲…マジで震えました。

投稿: けんいち | 2009年10月12日 (月) 21時33分

佐村河内守《交響曲第一番》3管編成・3楽章・70分・・・これほどの超大作を構築して、専門家たちから称賛を受ける現代作曲家は稀なのではないでしょうか。
長大な作品を構築することが最も不得手な現代作曲家たちの中にあって・・・

白眉、と一言で片付けられない才能かと思います。

投稿: 東芸おやじ | 2009年10月15日 (木) 17時26分

朝日新聞[ひと]欄に「苦行僧のような生き様」とありましたが、本当にその通りだと思います。孤高に生き苦しみの中で超然としている佐村河内守さんは、私の闇の中の小さな希望の光です。

投稿: 箱庭 | 2009年10月20日 (火) 13時28分

110分の2番もめちゃ聴きてー!

投稿: Turning | 2009年10月24日 (土) 21時55分

闇に負けないで下さいよ!!

投稿: 祈願 | 2009年10月31日 (土) 16時51分

許光俊のコラム『言いたい放題』を読む。
本当に才能豊かなこういう孤高の作曲家が必要なんだと思った・・・現代のクラシック界には。

投稿: 玉井喜一郎 | 2009年11月15日 (日) 19時58分

佐村河内守さんの精神力は誰も真似できないですね。

  私ならとっくに死んでると思う(縁起でもないですね…スマソ) それにしても佐村河内さんの書く音楽は技術が高いというか、どれも皆ほんとうに素晴らしいなー。 私のようなクラシックド素人の作品評価なんて意味ないですね(ゴメンナサイ)

投稿: 亜矢奈 | 2009年11月22日 (日) 19時29分

満身創痍の全聾作曲家が現れて、その大作が発表され、メディアではなく万人から「天才」と評され始めたのを目にした時、初めてこれが正しい「天才」の使われ方だと納得した。

投稿: 俊夫 | 2009年11月26日 (木) 21時07分

ピアノソナタが聴きたい!

投稿: ピアノマン | 2009年11月30日 (月) 14時34分

凄まじい半生に感動しました!

生きる勇気をもらった!


感謝です。

投稿: 風の禎三 | 2009年12月 7日 (月) 10時09分

現代に於いて、長大なロマン派音楽を書いて称賛されるのって、負のパーソナリティを背負った佐村河内守さんだからこそ許されることだと思う。
まあ例え漏れらが許されても、あんな長大な曲を書く技術が無いんだけどね(^-^;)
漏れの仲間にも、佐村河内守さんに師事したい奴らは多いよ・・・・。でも大学のゲソアカデミーにがんじがらめの漏れらには、そんなこと口が裂けても言えないのよねorz

投稿: 桐朋港 | 2009年12月13日 (日) 11時10分

お邪魔いたします。
こちら北海道からです。
大友直人プロデュースの芸劇シリーズは結構聴きに行っています。
佐村河内守さんの音楽に最近めちゃくちゃハマっています。
四月四日、大友&東響の芸劇は何が何でも行きますよー!
もうすぐですね!
楽しみ過ぎますw

投稿: ◇◇ふみえ◇◇ | 2009年12月21日 (月) 13時01分

>>管理人さま
旅の空と申します。
佐村河内守氏は以前から気になっていた作曲家です。
よーつべで聴きましたが、交響曲第一番は素晴らしいですね。
私は京響の全曲演奏まで待ちたいと思います。

投稿: 旅の空 | 2009年12月29日 (火) 13時52分

ユーチューブ観た。交響曲スゴイッス!

投稿: sudan | 2010年1月 8日 (金) 11時50分

世界にはこんな凄い人がいる…

投稿: 瞳 | 2010年1月12日 (火) 16時14分

吉松隆のblogを見ました。
凄い称賛の言葉に鳥肌が立ちました。
やはり同じ作曲家から見ても、佐村河内守の音楽は感嘆とするものなんですね。
交響曲第1番を生で聴いてみたいです。

投稿: ナッチン | 2010年1月18日 (月) 09時29分

お邪魔します。

本当に佐村河内守はブッダのような人ですね。ブッダが作曲家になったみたいw

いるもんですねえ、凄い人ってぇ!

投稿: さとみ | 2010年1月28日 (木) 14時39分

「佐村河内守氏の交響曲第1番は、日本人が書いた最高の交響曲である」
吉松隆ブログ【八分音符の憂鬱】1/14 より抜粋


もしや、とは思っていたが、やはり佐村河内守は真の天才作曲家なんだな。

投稿: 関ジャニ∞ | 2010年2月 3日 (水) 19時49分

大友直人と東京交響楽団演奏会。
あれから20日たつけどあの伝説の演奏会が頭から放れません。
あんなに凄い曲だったとは思いませんでした。
演奏終了後の観客の熱狂、あれは異常でしょ。スタンディングオベーションで泣いている人がたくさんいて、拍手は地鳴りみたくなりカーテンコールは10分以上も続いてた。
とにかく曲の完成度がすごくて、みんな固まってました。
本当に行って良かった!
CD出ないかなぁ

投稿: ナッチン | 2010年4月25日 (日) 12時03分

>ナッチンさん

ナッチンさん情報は本当のようですね。
一昨日の読売新聞〔顔〕欄は佐村河内守でした。

記事に{演奏が終わると、地鳴りのような拍手が10分近く続いた}とあります。

地鳴り!?
凄いですね!!

どんなに凄い曲なのか知りたくなり佐村河内守をググっていたら、こちらの島に到着しました。


佐村河内守に対しての評価は“天才”が圧倒的ですね。
光が目に入る事で発作を誘発するので、暗闇の中で隠遁的な作曲生活を送られているところから“闇の天才”や“孤高の天才”と呼ばれていますね。

悲しいかなモーツァルトのような明るい天才ではないようで、ダークあるいはデモーニッシュな印象が強いといったら叱られるでしょうか。

それより、突然お盆の京都に行きたいと妻に言ったら叱られましたが・・強行するつもりです。

投稿: 杜の蔵 | 2010年5月 1日 (土) 12時00分

「佐村河内さんの曲は別人作 五輪・高橋選手の曲も
代理人が明かす」

盲目にかこつけて佐村河内を絶賛してた人たちは、この件について何か言うべきだと思います。

投稿: | 2014年2月 5日 (水) 11時22分

ブッダって詐欺師だったんすね……。

投稿: ねっとり | 2014年2月11日 (火) 12時25分

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