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2009年10月27日 (火)

最後の演奏

演奏会は、いや、練習を含めて、一回一回の演奏全てが最初で最後の演奏だと思うのです。
僕の好きな言葉の一つに「それが何回目の演奏であろうとも、初演のように情熱的で千秋楽のように高いクオリティで」というのがあります。
先日の演奏会はいろんな意味でそれを実感する演奏会でした。

演奏者の多くは大学生。
特に3年生にとっては執行学年を引退するために、これが最後の演奏会である印象も強いようです。
そのモチベーションや意気込みはとっても大事。
そして美しい。
でも、僕にとってはこの演奏会は一つの区切りであるにせよ、最後の演奏会などでは絶対にないのです。

僕は引退や卒業によってそこに残される、或いはいつもそこにあるであろう想い出ではないから。
何かの縁があってここで知り合い音楽の時間を共にして、年は離れていようとも友人であり、仲間であり、ある意味先輩であり、ある意味後輩だと思うのです。
みんなの先生だと思ったことは一度もないし、みんなから教わることもとってもとっても多いから。
だから、この演奏会が一つの区切りにはなろうとも、これからも友人であり、機会があれば一緒に演奏できたらいいな、と思うのです。
卒業とともに想い出のアルバムに綴じられる、青春の1ページの住人にはなりたくない。

だからこそ逆に僕はこの演奏に一期一会の感情をより強く込めるのです。
少なくとも今日この時間、このメンバーとのこの時間は二度と来ないのですから。

この演奏は最後の演奏である。
 そういう意味ではそうなのです。
今日を最後にもう会う事もない。
 そんなことはない。きっとまた一緒に音楽や話ができる。
道は分岐してしまう。
 そう。でも、僕らは同じ時間を歩いている。

今まで本当にどうもありがとう。
そして、これからも友人でいてほしい。

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