« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009年11月10日 (火)

今日の衝動買い(?)

忘れ物が多いのは子供の頃から。
忘れないように!と思ってどこかに置いてそのまま出かけちゃったりするのはよくあること。

先日はその日に使うスコアを玄関に置いてそのまま…
現地で気が付いてびっくり。
近くの楽器屋さんでしょうがないから買いました。
で、その数日後やっちゃいました。
おんなじこと…

オケのスコアって結構値が張るワケです。
定番の曲でも新たな史料が発見されたり研究が進んで校訂されたり、と新版が出ると手に入れねばなりません。
最近もドボルザークの原本(写真版)からのクリティカルエディションが欲しくってつい三冊ほど買ったら…高かった…

まあ、それは必要だからいいんです。
でも、すでに持っているスコアをもう1冊買うのは精神的に堪えます…

さらに…
家に帰ったらシートの下から忘れたと思ったスコアが出てきたのです…
もう…
馬鹿じゃないの!…
俺…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 9日 (月)

シラーに寄す

日本では年末になるとやけに第九を耳にする。
第九とは、言わずもがなベートーヴェンの交響曲第九番のこと。
その4楽章に使われているのはドイツの詩人シラーのもの。
ベートーヴェンは早くからこの詩を目にして、意識していた。

シラーと同時期のドイツ文学界(文学会だけに留まらないが…)にはもう一人、ゲーテという巨人がいる。
もちろん、ベートーヴェンも強い影響を受け、作品の中にもさまざまな形で登場する。
「エグモント」もその一つであり、「若きウェルテルの悩み」も「ファウスト」もその影響を見てとれる。

ところで、最近気になる歌手(グループ)の一人、エレファント・カシマシの宮本浩次さん。
僕とはほぼ同い年。
以前から気にはなっていたのにそれほどじっくり聴いたことはなく…
最近日比谷野音でのステージとインタビュー番組を見る機会があり、
その音楽への姿勢とかライブと同じテンションで行うリハーサルやレコーディングに、いくつも共通の熱い感性を感じた。

クラシックとロックとの活動の違いこそあれ、僕もバンドのヴォーカルを続けていたらあんなミュージシャンになったのかもしれない。
その宮本さんがここ数年読みまくっているのがゲーテだという。
昔読んだ時に、200年も前の作品にも関わらず激しく心揺さぶられたのを思い出し、また読んでみようと思う。
はたして、今の僕はどう読むのだろう…?

シラーの書いた一節にずっと心に残っているものがある。

時の流れは三重である
未来は躊躇いつつ近づき
現在は矢のように素早く飛び去り
過去は永遠に、静かに立っている

どうとらえるかはその人の自由。
その時々によっても違う印象に読めたりする。
未来を待ちわびるわくわくをそこに、
いつも読み取りたいと、
いつも思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月 2日 (月)

白い巨塔

ご存じ、山崎豊子さん原作の大学病院内の腐敗と確執をえぐりつつ、人間の愛と欲望を描いた大作。
「沈まぬ太陽」「不毛地帯」等、最近映像化で話題の多い山崎豊子。
失礼ながら、盗作疑惑の嫌疑のよくかかる人だなぁ…という印象が強いのですが…

子供の頃もテレビで「白い巨塔」が流れていたのを覚えています。
というのも、僕はあまりにも子供で、とても楽しんで見られるはずもなく…
ただ、主演の田宮二郎の演技だけは強烈に脳裏に焼き付いています。
生きていれば、間違いなく日本を代表する俳優の一人のはずなのに…

最近も唐沢寿明の主演でテレビドラマ化されました。
たぶん、「不毛地帯」や「沈まぬ太陽」の宣伝も兼ねているのでしょう、再放送が始まりました。
その中での印象的な言葉。

「君が割り切ることで医者で在り続けるならば、俺は悩み続けるという点で医者で居られるのかもしれない…」

野望に燃える財前先生(唐沢)に対して同期であり親友でもあった里見先生(江口洋介)の放つ言葉。
きっとどちらも辛い生き方なんだけど、僕には後者しか選べない。

「辛い」と「幸せ」と、
漢字にすると線一本しか違わないのに、こんなに遠いなんて…
明日はいいことありますように…

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »