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2010年4月 6日 (火)

新世界

また一つ演奏会が終わりました。

練習期間が短く、曲も難曲。
ラフマニノフの「交響的舞曲」とドヴォルザークの「交響曲第9番」でした。
難曲、とは言っても驚くほどのものでもありません。
しかし、練習期間が短かった…

「演奏する側の満足度を決定するものはなにか?」
この命題の答えとしては、
・演奏のクオリティの高さ。
・他人からの称賛の声の多さ。
・集客数の多さ。
・拍手の熱狂度。
・自分がいかに目立てたか。
・メディアからの評価の高さ。
などなど、いくらでもあげられると思うのですが、僕が考える一番の要素は、
「思い入れの深さ」
に尽きると思うのです。

ある指揮者は「満足のいく演奏会なんて、年に1回か2回だね」と言います。
でも僕は毎回満足するし、そうありたい。
もちろん反省もするし悔しい思いもあったりします。
でもね、「やるだけやった」という思いが強ければその結果に不思議と後悔はないものです。
そこを逃げ場にして言い訳にして安寧に慰撫するわけではないので、後でやっぱり反省は必ずするのですが…

今回のステージもとっても良かった、と思っています。
人の評価はそりゃあいろいろあるでしょうが、少なくとも今できる最高の演奏だったことは間違いありません。
オーケストラの皆さんには感謝ばかりです。

それにしても、何度も演奏したことのある「新世界」
この曲に限りませんが、毎回違ったものになります。
というか、毎回新たな世界が湧いて出てきます。
僕はそれに従うだけ。
それはもちろん、僕自身の成長と変化なのですが、それでも前回気が付かなかったものに気が付くのは素敵な感動です。
もちろんラフマニノフもそうですが。

ラフマニノフが自信を持って世に出した「交響曲第1番」は、酷評によって彼を再起不能の状態にまで打ちのめしました。
そこから立ち直って演奏家として作曲家として十分な名声を勝ち得た後にも彼は「交響曲第1番」の出版も録音も許しませんでした。
そして40年後、亡命して祖国を離れた客地の新世界“アメリカ”で自身の人生最後の曲として書いた「交響的舞曲」にそのメインテーマを一瞬登場させます。
いったいどんな気持ちでこのテーマを用いたのか?
この曲を演奏するたびにこのことは必ず深く考えます。
でも、今回は演奏の最中、まさに本番の最中に“何か”を強く感じたのです。
雷に打たれたように。

まるで目が覚めたとたん思い出せなくなる夢のように、その“何か”が何だったのか、今はよくわからなくなってしまいました。
でもきっと、その“何か”を本当の意味で知るのは、僕がこの先音楽の海を旅して何十年も生きて、そしてやっとどこかにたどり着いた時だと思います。
その時まで、いっぱい苦しんでもがきながらもこの大好きな海を泳いで行くんでしょうね。

素晴らしい演奏会でした。

(ちなみに幾つかお問い合わせいただいたアンコール曲はプッチーニの歌劇トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ!」でした。いくつかの場面をつないだ茅響特別バージョンです)

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コメント


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ベロチューしながら中出ししたら、簡単にイっちゃったよ(笑)
こんな子抱いて7万もらえるとかマジ生きててよかったぜぇぇぇ!!!
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投稿: きょぬーでロリ顔、しかも痴 女ってw | 2010年4月11日 (日) 07時00分

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