砂の器
昨年末からひょんなことで一つテレビドラマに関わっています。
テレビ朝日の「砂の器」
松元清張原作の名作ミステリー(?)です。
いままでにも幾度となくドラマや映画化されています。
幼い頃心に傷を負った少年が、不屈の精神で成功をつかみ、しかしその砂でできた成功の城が綻び崩れていく様を描いたヒューマン・ドラマです。
今回の主人公は玉木宏さん。
相対するもうひとりの主人公は佐々木蔵之介さん。
蔵之介さんは作曲家でピアニストで、そして指揮者でもあります。
で僕は、指揮を教えたり、オケや衣装等のアドバイスなんぞをさせていただいているワケです。
「のだめ…」の玉木君の前で指揮するのもやりにくい(そんなこともないか…)でしょうが、それ以上に今回は曲が難しいのです…
テレビで活躍している方と仕事を共にすることはままありますが、毎回思うのは、「やはりみんなセンスが良い」ということ。
蔵之介さんも御多聞にもれず、というか、かなりセンスが良いんです。
特に“間の感じ方”と“心情の表現”はさすが。
やはり、音楽と芝居は通ずるものがあります。
しかし、今回の曲はかなりの現代曲。
変拍子でもあり、振るのはなかなか大変。
ましてや指揮を振るのなんて全くの初めてですから(たいていの人はそうでしょうが…)
指揮シーンの撮影は本物のオケをそろえて今週末神戸でスタート。
僕ももちろん行きますが、心配だ…替ってあげたい…
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コメント
千秋先輩(玉木宏)と?!
うらやましい。。。
投稿: もち | 2011年1月30日 (日) 12時30分
神戸のオケの者です!
初めての撮影でしたが、とても楽しかったです。
先生の指揮もブラボー!
先生が振った途端音が変わったのでやはりホンモノは違うと思いました。
蔵之介さんがとても気さくな方でよかったです。
また機会があればうちのオケも振ってください!
投稿: たいこたたき | 2011年1月31日 (月) 10時56分
撮影参加しまして、下手の前のほうにいました。長時間お疲れ様でした。いい演奏を聞かせていただいたように感じています。さすが、本物は違うと思いました。
投稿: JACKAMASAN | 2011年1月31日 (月) 17時59分
神戸のオケのものです。
リハーサルの時、「寂滅」の弾き方を褒めていただいたコンバス弾きです。
反響板の後ろでも佐々木さんへのご指導、楽器の場所柄よく聞こえていました。本当にご苦労さまでした。頭の下がる想いでした。無事に撮影が終わってよかったです。
またドラマ、ミュージカルなどでオケ伴のいる時はうちのオケを呼んでくださいませ。
楽しいひと時でした。ありがとうございました。
投稿: DBH | 2011年1月31日 (月) 21時18分