嵐の夜
風の音。
今日は予定していたリハーサルが二つ。
両方なくなって唐突のフリー。
一つは仕方なく、もう一つは台風の影響で。
それを知ったのは移動した後の埼玉で。
打ち合わせだけして帰宅の途に。
風雨強まる中帰宅後、そのままソファでうたた寝。
で、風音で目が覚めると今、午前2時。
損した気分…
屋上に出ると、風は強いけれど空には大きなお月さま。
やけにでかくて、やけに明るい。
そして、すごく、マルい…
ああ、今日は中秋の名月なのですね。
風はまさしく台風の其れ。
叢雲はなぜか強風の中、千切れもせずゆっくりと流れている。
そんな中で透き通るように僕を照らして、影を縫いつける月の明かり。
ドビュッシーともベートヴェンとも違う。
ブリテンでもフォーレでもシェーンベルクでもない。
ドリカムもちひろもグレン・ミラーも書かなかった。
不思議な月光が降り注いでいる。
日本のどこかで、
今こんな風に月を見上げている人がどこかにいるのなら、
会ってみたい気がします。
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コメント
私も見ています。
むしろ驚きです。
月の光、月光ソナタ、月に憑かれたピエロ、ムーンライトセレナーデ、フライミートゥーザムーン、ピーターグライムズ、どれも大好きです。
あとわかりません…
ちひろとかフォーレとか…
投稿: ちゃちゃ | 2012年10月 1日 (月) 02時10分