ルトスワウスキー
ウィトゥルド・ルトスワフスキー
ポーランド生まれの作曲家
高校生の頃は欲しいレコードがあってもおいそれと買えるほどお金は持っていなかった。
買えるのは比較的古い録音の所謂「廉価版」が多かった。
確か1300円ほどのものが主流。
憧れの指揮者やオーケストラの最新版レコードはちょいと高くて、2800円~3000円ほど。
少しでもいろんな音楽を聴きたかった僕は当然廉価版をよく購入した。
ストコフスキー、ジョージ・セル、アンセルメ、オーマンディーあたりが多かった。
あらためて聴くと、今の僕の原点…とは言えないまでも、とても懐かしい演奏ばかり。
それでも時々は話題のレコードや憧れの演奏を手に入れた。
その中の一つが小澤さん指揮のヤナーチェク作曲のシンフォニエッタのレコード。
そして、B面に入っていたのが、初めて知る作曲家、ルトスワウスキー作曲の「管弦楽の為の協奏曲」
衝撃的だった。
虜になって様々なレコードや音源を手に入れて楽譜も買った。
音源の手に入らない室内楽は友人と録音したりもした。
(余談だがバルトークの「管弦楽の為の協奏曲」しか知らなかった僕は、この劇的な作品にほれ込み、コダーイ、シェーンベルク、ヒンデミット、等々同様の作品を貪るように探し回り、いつか自分も作曲しようと画策している)
かくして、僕にとってルトスワウスキーはデュティーユ、ユン・イサン、ジェフスキーらと並ぶ憧れの作曲家のひとりとなった。
ところが、彼のオーケストラの作品となると、なかなか指揮をする機会には恵まれず、いつしか熱も冷めかけていたのだが…
最近ひょんなきっかけで、またいくつかの作品を聴いて熱が再燃!
やっぱり素晴らしい!
ところですっかり忘れていたのだが、ルトスワウスキーの生誕年は1913年。
なんと!今年なのだ!
各地で記念の演奏会もあったようだが、自分と関わりのあるところではあまり話題に上らなかった。
何という迂闊!!
とは言うものの僕一人で何かできるはずもなく…
しかし、願いはいつか必ず叶う、が信条。
やりたい!と願っていればきっと夢叶うはず!
というわけで、
ルトスワウスキーやりたい!
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