肝心なことは目に見えない
狐がそう言うので、そう思ってやってきたのだけれど、
最近本当にそう思う。
大切なことや肝心なことはたいていシンプルで、素っ気ない。
そして、手に入るとあっという間に透明になって見えなくなってしまう。
手に入れたものを見失わないようにするのは、実は結構大ごとだ。
そして、大切なことや肝心なことから消えてしまうから始末が悪い。
積み重ねて手に入れたものは、どうしてどうしてやっぱり肝心で、
それを普通にこなしているみんなを見て、ああ、これが俺の役割なのだ、と思う。
みんなには見えないものが僕には見えた。
だから急に黙った。
それはきっとすごく幸せで、
すごく孤独なことなんだ。
| 固定リンク
コメント