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2015年7月 2日 (木)

『ある英雄の想い出』~「虹の国と氷の国」より

今年の3月頃のこと。
ある幼稚園の子供たちが劇をやる、と言います。

最近の劇は、お姫様が7人だったり王子様が6人だったり、まあ、いろいろありますようで。

しかしその幼稚園の子供たちはそれを良しとせず、自分たちで物語を、脚本を作る、と言うのです。

幼稚園生にそんなのできるの?

いえいえ、なめたもんじゃぁありません。
みんなで試行錯誤しながら作ったお話は、なかなかによくできたお話でありまして。

みんなで力を合わせて作った物語、「虹の国と氷の国」
どんなお話かと申しますと…

あるところに「虹の国」と「氷の国」がありまして、
「僕らの国の方が楽しいよ」「いやいや私たちの国の方が幸せだわ」、といつも喧嘩ばかり。
「だめだよ、みんな仲良くしよう!」と、両方の国でみんなを説得するのは、みすぼらしい汚い服を着た男の子。
しかし皆にいじめられます。「なんだい!汚い服のよわむしめ!」

ある時、魔法使いが現れます。
「二つの国で一緒に力を合わせて、『虹色の氷』を手に入れないと、国は二つとも滅んでしまうよ」
虹の国と氷の国では大騒ぎ。
それぞれの王子様とお姫様が国の人たちにお願いして、『虹色の氷』捜索隊が出発します。
様々な冒険の末、最後に行く手を阻むのは恐~いドラゴン。
虹の国も氷の国も大ピンチ!

そこに現れたのが、あの汚い服の男の子。
身を犠牲にしてドラゴンとたたかいます。
二つの国も力を合わせて戦って、やっとドラゴンを倒します。
しかし、汚い服の男の子はドラゴンの最後の一撃にやられてしまいます。

「ごめんよ…」「僕らが悪かった…」とみんなが泣いていると、魔法使いが現れます。
「みんな、仲良くすることの大切さがわかりましたね」
「はい…でも、この男の子が…」
「さあ、ここに宝箱があります。おあけなさい」

宝箱には鍵穴が二つ。
虹の国と氷の国のみんなは、それぞれの鍵を差し込みます。
するとそこには『虹色の氷』が!
そして魔法使いが虹色の氷のかけらを汚い服の男の子の口に入れると、
まばゆい光が男の子を覆い、次の瞬間、それはそれは立派な王子様が立っているではありませんか!

それから二つの国は仲良く、新しい王子様と共に末永く暮らしましたとさ。

子どもたちが作ったとは思えないほどのクオリティ!
悪者が全く出ないとか、微妙に「あのお話」が匂うとか、疑問が解決されない、とか最後に王子様とお姫様がくっついて欲しい、とか大人としては思ってしまう部分もありますが、そこはさすが幼稚園児。
その純粋さにかえって感動してしまったのでした。

そして上演のために勝手に作ったのが「虹の国と氷の国」への付随音楽。
全部で30曲ほどの小さな曲たち。
それに3分ほどの序曲。

一日かけてサクッと作って、フィナーレの音源だけで「音」にして手渡しました。
いろんなシーンの短い曲や効果音楽。
すごく効果的に使ってくれて、歌ってくれて、すごく素敵な劇でした。
ただし、序曲はちょっと長すぎる…とのこと。
OKOK、ちょっとカット。
まだ長い?…よしカット。
なになに、まだ長い…?

と言うわけで最終的には20秒ほどになってしまいました。
でもまあ、せっかく書いたから、と言うわけで吹奏楽版に書き改めたのが「ある英雄の想い出」と言う曲。

吹奏楽の為の序曲として生まれ変わったこの曲。
「”ある英雄”、の想い出」なのか、それとも「”ある英雄の”、想い出」なのかは演奏する人、聴く人が決めればよいこと。

さて、どんな英雄が聴こえてくるのでしょう。
楽しみです。

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コメント

おめでとうございます!!
早く聴きたいし、早く演奏したいです♪

投稿: Anton | 2015年7月 6日 (月) 22時54分

協力してもらえて奥さんも嬉しかっただろうね

投稿: たか | 2016年2月10日 (水) 07時54分

いい曲ね

投稿: | 2016年5月 9日 (月) 17時43分

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