サンダーバード、それから
年末のサンダーバードコンサート。
大成功に終わり、関係各所には本当に感謝です。
「映像と楽しむ、本物のコンサート」のシリーズ。
やっぱり、生演奏ならではの迫力!
これが無ければ意味がないですよね。
今後もあちこちで演奏できることでしょう。
乞うご期待です。
さて、すったもんだの末完成された14曲のスコアたち。
来月のシエナでも使いたい、と言うことで再登場します。
しかし、シオンに書いたものをそのまま、と言うわけにもいきません。
内容的な話も、オトナの事情もありますから。
で、2月6日のシエナのコンサートでは、15曲目のサンダーバード曲として新しい演奏会用のアレンジを使用します。
カウントダウンからFAB-Iの音楽の突入するTVではおなじみのスタートから、聴き慣れたあのテーマと、日本放映時には日本語歌詞で歌われたもう一つのテーマ、と続き、イギリスTV版のエンディングで終わります。(日本版とはちょっとリズムが違うのです)
この二つ目のテーマについて、親友・宮川彬良の’深読み’推理としては、「はじめは30分番組として企画されたサンダーバード。本放送前のパイロット版からしてこの作品の評判が高かったのか、制作側の期待値の現れか、とにかく30分枠から60分に拡大して放映することが決定した。グレイはそれに合わせてこの二つ目の主題を作曲したのではないだろうか。つまり、この曲は二つの曲が合体している。」との説を展開しています。
話しの真偽はともあれ、絶妙の転調が世界を股に掛ける国際救助隊の活躍を如実に語っているし、この曲は世界そのものだ、とは僕も思います。
年代の近い「ルロイ・アンダーソン」との共通点を彬良さんは見出したようです。
局所的には僕も異論はありませんが、それでもやはり「他に似ているもののない曲」だと思えてなりません。
コンサートで1曲だけ演奏するならばこの新アレンジが定番、になるでしょうね。
このほかに、かの服部先生のアレンジした版があるのですが…
これは我々一部のミュージシャンはよく知っているのですが、一般的には、いわゆる知る人ぞ知る、というものなのです。
ほかにもいろいろなアレンジ版が存在しますが、中には、オリジナルに慣れ親しんでいる人が聴くと、まぁ、ぶっ飛んじゃうやつもあります。
今聴くとそれはそれで時代を反映するようで面白いのですが…
人によっては「こっちの方がなじみ深い!」とかなったりするのですから、そこも面白いですね。(探せばYoutubeにあるらしいです)
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