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2016年1月25日 (月)

月夜の宴

Sfullsizerender_2_2気が付くとこの時間

草木も眠る丑三つ時、ちょうど今ぐらいだろうか

楽譜を読んでいても、書いていても、興が乗ると時間の概念が消えるもの

そこで、最近は自宅で楽譜と向き合うときには、1リットルのサーモスにお茶やコーヒーを入れて、それを飲み干したら休憩、或いはお終いにすることにしている

LUPICIAに立ち寄るとつい、おすすめのフレーバーティーを買ってしまい、いつもなんとなく飲みそびれてしまって溜まりがち…

そのお茶がみるみる減っていくのは、なんとなく楽しい

丁度お茶も切れたことだし、今日はこの辺で…
と思ったところで、なんとなく、なにかにひかれるように屋上に出ると、降る様な月の光

もう一杯だけ熱いお茶を淹れて、分厚いロングコートを羽織って、意を決して外に出る

月の蒼い光に縫い付けられたように、風も止まって、音も聴こえない

こんな気持ちで屋上に出る時は大抵、そこはかとなく寂しい時だ

わかっている

無理な想いであることは

でも、ずっと一緒に音楽をやれたらいいのに、と心から思う

考え方や求めるものは違って当たり前
でも、それを超えて魅力のある音楽を創りだす人間になりたい

あっという間にお茶は冷めていく
確か白桃とマスカットのフレーバーだと缶に書いてあった

今年一番の寒気のなか、これを書きながら、もう小一時間もここにいる

ずっしりとしたコートはすこぶる暖かく毛布のようで、その重さもなんだか心地よい

いつもあまり吸わない煙草も二本だけ
煙草盆は、敬愛するおばあちゃんの愛用していた南部鉄器の灰皿と鎌倉彫のお盆
僕が勝手に受け継いだもの

ああ、このテーブルの向かいに誰かいて、
少し話を聞いてくれればいいのに

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