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2016年3月23日 (水)

一人歩きの英雄

いろんなところで『ある英雄の記憶』の作曲エピソードを語っていたら、「虹の国と氷の国」のお話に沿ってあの曲は出来ている、と勘違いしている人がいるようで…
あの曲は、元のお話をベースに再構成した曲です。
言うなれば、スピンオフ・ストーリー。
作曲時に僕なりにイメージしたストーリーもあります。
しかし、指揮者としてこの曲に相対したときに浮かぶストーリーはまたちょっと違うのです。
そもそも大元のお話には汚い服の男の子は登場しません。
英雄は、一人の女の子であり、男の子であり、頑張っている友であり、演奏するあなた自身であるのです。
この曲について、いろいろな物語を創作して送ってくださる方がいます。
そのすべてが本物です。
物語は過去を語るもの。
でも、生の音楽は、今現在創られるからこそ、生なのです。
だからきっと、この英雄の物語は、最後の音が鳴り終えた瞬間に完成するのでしょう。

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