« バルセロナの夜、ではなく浜松の夜 | トップページ | 星を想う »

2016年6月 9日 (木)

ブリッツ定期演奏会

まったくもっていつも急なのですが…
 
ブリッツブラスの演奏会、明日に迫りました。
今回はゲスト的に第Ⅰ部のみの出演。
 
1曲目ブリッツの為の序曲は三澤慶さんの力作。
「ブリッツ・フィル・ハーモニック」という言葉の韻をリズムに乗せ、アメリカの作曲家へのオマージュを感じる、さわやかな作品です。
 
2曲目からは今年の吹奏楽コンクールの課題曲が続きます。
まずは、山本雅一さんの『スペインの市場にて』
作曲家の目から見たスペインの市場での印象が描かれています。
そこに僕の妄想も加わって、さてどんな演奏になるでしょう?
 
3曲目は『ある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より』
う~ん、語りたいことは数多あれど…
このブログ内で結構書いているのでそちらをご覧ください(*^_^*)
 
4曲目は『焔』
島田尚美さんは同じ大学の後輩で、指揮は同門。
この曲、第一印象よりもすごく奥が深い!
まったくもって音楽的にやりがいのある曲なのです。
さて、何処まで表現の幅を広げられるか。
 
そして1部最後は高昌帥さんの『マインド・スケープ』
マインドスケープとは「心象風景」
吹奏楽コンクールでもたびたび取り上げられる人気曲です。
高昌帥さんはきちんと自分の書法を持つ、吹奏楽も書いてくれる天才作曲家の一人。
僕が思うに…「音楽表現の多くは、意思と意志の表れ」
チャンスオペレーション(偶然性)の音楽も、即興音楽も、やはりそこに意思はあると思うのです。
意図しない揺らぎやズレなどももちろんあるのですが。
このマインド・スケープでは、音の並びから受ける印象を、奏者(指揮者)が心の風景として演奏するところがキモである、と感じています。
 
アンサンブルは意思なくしては出来ない、しかし一つのメロディーやモチーフから受ける印象は人それぞれ違ってきます。
ソロならばその心象風景の個性は自由です。
しかし、それが人数が増えたとき、どこまで一致するのか?個性は没するのか?或いは一つの方向性に集約されていくのか?
個の心象風景から、少人数の対話、大人数から生まれるグルーブまで、
50人を超えるオーケストラが、個の集団として、しかし一つの生命体としてのマインド・スケープを奏でる様を聴いてください。
 
第Ⅱ部は友人でもある指揮者、松元宏康氏の指揮。
広瀬正憲氏の新作、「天空を駆ける風神雷神」
広瀬氏はコンクールの課題曲で2作品連続で最高位を獲得した特別な人。
その2作品は僕も大注目で、何度も演奏しました。
「サラバンド」はこのブログでもふか~く掘り下げました。
「流沙」も名曲です。
その書法は、非常に精緻な筆致で、ある種幾何学模様のように、しかし自然界に存在する「フィボナッチ数列」のように自然で、説得力にあふれています。
これが、僕にはとても波長が合うのです。
人間的な感覚と表現にあふれた、島田尚美さんの「焔」とは対照的です。
しかし僕はこちらもすごく波長が合うのです!
感情や表情が音に乗って流れていて、時にテンポを越えて同時性も消え、ポリフォニック、或いは多次元の世界に迷い込ませてくれます。
僕の中の二面性かもしれませんが…
これまた大好きです。
 
次は「レイン」
…僕はこの曲を知りません…
でもリハを聴く限りでは綺麗な曲でした。
松元さんは結構聴き映えする演奏に仕上げているようでした。
最後は「宇宙の音楽」
スパークの意欲作です。
場面の描写に長けた作曲家らしい、とてもわかりやすい、誤解を恐れずに言えばアニメのような作品です。
宇宙の誕生からまだ見ぬ未開の未来へと、明快な場面描写に人間の感情も含ませているあたり、人気が高いのも頷けます。
オーケストレーションにある種のムラのようなものを感じるのですが、そこもこの作曲家の魅力です。
そこにどのような意味を持たせ、この曲にさらなる感動を与えることが出来るか、が指揮者の腕の見せ所。
僕も得意曲であるだけに、楽しみです。
 
今回、僕がこの曲を指揮すると思われて、たくさんの問い合わせやチケットの購入をしてくださった方がいらっしゃいます。
チラシが紛らわしかったかもしれません…
困惑やお叱りの言葉も受けました。
本当に申し訳ありませんでした。
チケットを購入された皆さま、僕の振る曲にも、松元くんの「宇宙の音楽」、ご期待ください!
残念ながらキャンセルされた皆さま…、本当にすみません。。。僕の宇宙の音楽もいずれ演奏します!
お楽しみに!
 
ところで、今回の演奏会、スパーク以外の作曲家が全員来場します!!!
こんなことある?
ロビーでは会えると思いますよ!
高昌帥氏や僕の作品も販売しています。
全員のサインももらえるかも!!?? 
 
追伸…
チケットまだ間に合います!
一般3000円、学生1500円でお渡しできます。
数に限りあり!

|

« バルセロナの夜、ではなく浜松の夜 | トップページ | 星を想う »

音楽」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、明日演奏会なんですね。頑張ってください!
自身の今年の課題曲も演奏するんですね。行きたいけど遠くて簡単に行けませんm(_ _)m
話は変わりますが、この前メール送りましたが見ていただけましたか?
どのアドレスに送った方がよろしいでしょうか?
明日の演奏会頑張って下さい。

投稿: 吉村 優介 | 2016年6月 9日 (木) 20時54分

YOUさん、演奏会とっても楽しかったです!!
課題曲2は、本当はこんなにおもしろい曲だったのか!?とびっくりしたし、課題曲3は、まるで1本のミュージカルを観たかのようでした。ラストのトランペットかっこよかったな~。マインドスケープも、コンクールでやるようなウケ狙いの演奏とは一線を画したもので、興味深かったです。
終演後にもお会いできて嬉しかったです♪ ありがとうございました。

投稿: オオイシアキコ | 2016年6月11日 (土) 09時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブリッツ定期演奏会:

« バルセロナの夜、ではなく浜松の夜 | トップページ | 星を想う »