« 雲 | トップページ | 台風10号in 北海道 »

2016年8月24日 (水)

秋はさやかに

藤原敏行は、見目には感じず、風の音で実感した、と言いました。
何とも風流なんだけど、僕の場合秋の実感は、「空」
 
雲も形を変え、空は高さも蒼さも増して、そして陽は優しくなる。
それから風と匂いが来るのです。
 
灼けるような昼の太陽を仄かに残した夏の宵に、やがて晩夏の気配が忍び寄り、逝く夏を惜しむかのようないくつもの宴の後に、
あの、胸が締め付けられるような秋の訪れが。
 
夕暮れは秋の真っただ中にあり、それはそれで美しいんだけれど、
秋の切なさは、一人っきりの昼間にやってくるのです。
 
逆光で光る長い栗色の髪は、夏の名残をとどめ、
しかし、変る装いに、戻ることのない進みゆく季節を感じるのです。
 
学生の頃だったら、学校をさぼって電車で山に行くところ。
何処にでも自由に行ける身になった今では、
身を隠すのが難しい、ですね。

|

« 雲 | トップページ | 台風10号in 北海道 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 秋はさやかに:

« 雲 | トップページ | 台風10号in 北海道 »