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2017年1月23日 (月)

欠片

欠片を探している。

 
いくつになっても、
自分を取り巻く環境や、外見や持ち物が変わったとしても、
子供の頃から何一つ変わっちゃいない。
 
あの日見た夕陽も、はにかんだ笑顔も、心をえぐられるような別れの言葉も、遠くから見つめた憧れも、届くことのない想いも、一人の寂しさと大勢の中の孤独も、繋いだ手の温もりも、涙溢れた優しさも、泣きながら歩いた廊下も、みんなが去った教室も、桜吹雪の朧な人影も、音の消えた雪の朝も、二人で抜け出した夏の夜明け前も、去り行く夏の夜と初秋の風の匂いも、
 
無謀でも、見果てぬ夢でも、
いつも求めて、焦がれて、
失っても、逃しても、見失っても、
忘れることなんかできやしない。
 
大人になったら、何歳になったら、
そんな想いや記憶に、
惑わず、緩し、認め、赦し溶けて行けるようになるのだろう?
 
すべてのことは積み重なっていく。
切ない想いは、ただ増え続けていく。
 
人は一生をかけても埋まることのないパズルのピース(欠片)を探しているのだろうか…?
 
例え100の失敗を重ねて、1の成功に結び付いても、
物語は完結にも大団円にもなりはしない。
 
求めている。
欲している。
あきらめずに、あきらめられずに、
切なくて悲しくて、青く幼くて、とっても面倒くさいココロを抱えて、
自分の中の自分を埋める、
欠片を探し続けている。

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