日々の散策とハノン
「ハノン」とはシャルル=ルイ・アノン(仏)が書いたピアノの練習曲。
世界を変えたコロナウイルスCOVID-19
ほとんどの仕事が消え失せた中で、自分が自分たることへの疑問で毎日が憂鬱で恐怖…
であると同時に、奇妙な安息感もある…
極端に減ってしまった外出の機会。
作曲をしたり、いつもよりも深く楽譜を勉強をしたり、いろいろなアイディアや夢を想い描いたりしている。
まったく、僕という人間が特異なのか、はたまたAB型という血液型のせいなのか、
オプティミストなのかペシミストなのか、
ポジティブなのかネガティブなのか、
日々思いが交錯して、自分でもわからなくなる。
ともあれ、夢も希望もアイディアも妄想も売るほどある。
今はいますこし雌伏の刻。
そんな中で、自分に課した日課。
それは筋トレとピアノの練習。
まともにピアノを習ったことのない僕は、もちろんバイエルもハノンもやったことはない。
朝起きて筋トレと縄跳びをしてシャワーを浴び、
ピアノを練習してから朝食と、気が向けば散歩。
その後は仕事があったり断捨離したり妄想したり…
ピアノのメニューは、
ハノン、バッハのインベンション、モーツァルトのCdurソナタとトルコ行進曲、ショパンのワルツ、ドビュッシーのアラベスク…
ここまでをざ~っとっとひいて弾いて、あとはその日好きなものをさらう。
で、ハノン。
機械的でつまらなく、あまり好きではない人も多いのだとか…
でもハノン初体験者にとっては新鮮!…だけどちゃんと弾くのは難しい…
このひと月毎日弾いていてふと気が付いた。
散歩に似ている…
・昨日なんとなく通り過ぎた坂が今日はキツく感じる(昨日はラクに弾けたのにナゼ~?)
・なんでもないところでつまづく?(こんなところ苦手だっけ?)
・新たなルート発見~(こうやって弾くと上手くいく~)
・名も知らぬ道端の花の可憐さに気が付いたり(このフレーズ好きかも)
などなど…
季節や天気によっても、また心の在り方や体調によっても、
日常の風景が変わって見える。
目のつけどころや心の寄せどころが変わる。
いろんな角度からいろんなことを感じていられれば、いつも何かに感動できる。
さて、明日はどんな発見に出会えるか…(*^_^*)
(※写真は自宅から歩いて3分の”こもれびの森”)